柏原市議会 > 2021-03-03 >
03月03日-03号

  • "地質調査"(/)
ツイート シェア
  1. 柏原市議会 2021-03-03
    03月03日-03号


    取得元: 柏原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    令和 3年  3月 定例会(第1回)                目次◇開議 午前10時0分 日程第1 報告第1号から報告第3号まで及び議案第1号から議案第22号まで… 105     *女性超党派りんどう代表質疑(岸野友美子)…………………………… 105      理事者答弁      健康福祉部理事兼次長(田中 徹)……………………………………… 106      上下水道部長(瀬田友之)………………………………………………… 108      健康福祉部長兼福祉事務所長(石橋敬三)……………………………… 109      市民部長(西戸浩詞)……………………………………………………… 110      都市デザイン部長(森本貞男)…………………………………………… 112      市立柏原病院事務局長(中川拓也)……………………………………… 113      都市デザイン部長(森本貞男)…………………………………………… 115      健康福祉部長兼福祉事務所長(石橋敬三)……………………………… 116      総合政策監(安田善昭)…………………………………………………… 118      市民部長(西戸浩詞)……………………………………………………… 119      教育部長(福島 潔)……………………………………………………… 120      市立柏原病院事務局長(中川拓也)……………………………………… 121◇休憩 午前11時19分◇再開 午後1時0分     *自由民主党政新会代表質疑(山下亜緯子)……………………………… 122      理事者答弁      健康福祉部理事兼次長(田中 徹)……………………………………… 123      健康福祉部長兼福祉事務所長(石橋敬三)……………………………… 123      都市デザイン部長(森本貞男)…………………………………………… 126      教育監(岡本泰典)………………………………………………………… 128      市長(冨宅正浩)…………………………………………………………… 133      教育監(岡本泰典)………………………………………………………… 133      上下水道部長(瀬田友之)………………………………………………… 134      都市デザイン部長(森本貞男)…………………………………………… 135      健康福祉部長兼福祉事務所長(石橋敬三)……………………………… 136      市民部長(西戸浩詞)……………………………………………………… 137      教育部長(福島 潔)……………………………………………………… 137      市立柏原病院事務局長(中川拓也)……………………………………… 139◇休憩 午後2時20分◇再開 午後2時50分     *個人質疑(山本修広)……………………………………………………… 140      理事者答弁      健康福祉部理事兼次長(田中 徹)……………………………………… 140      財務部長(福井 浩)……………………………………………………… 142      市民部長(西戸浩詞)……………………………………………………… 143      市立柏原病院事務局長(中川拓也)……………………………………… 144      総合政策監(安田善昭)…………………………………………………… 145     *個人質疑(橋本満夫)……………………………………………………… 146      理事者答弁      都市デザイン部長(森本貞男)…………………………………………… 146      健康福祉部長兼福祉事務所長(石橋敬三)……………………………… 149      市民部長(西戸浩詞)……………………………………………………… 149 採決   報告第2号(専決第2号) (承認)…………………………………… 151      議案第11号 (原案可決)………………………………………………… 151      議案第12号 議案第13号 議案第14号 議案第16号 (原案可決)… 151      議案第21号 (原案可決)………………………………………………… 151      報告第1号 議案第1号 議案第2号 議案第3号 議案第4号 議案第5号 議案第6号 議案第7号 議案第8号 議案第9号 議案第10号 議案第15号 議案第17号 議案第18号 議案第19号 議案第20号 議案第22号 (関係委員会付託)………………………………………………………………………………………………………… 151◇散会 午後3時44分◯令和3年第1回柏原市議会定例会会議録(第3号)-----------------------------------◯令和3年3月3日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1 報告第1号 専決処分報告について            「専決第1号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第12号)」      報告第2号 専決処分報告について            「専決第2号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第13号)」      報告第3号 専決処分報告について            「専決第3号 損害賠償の額の決定について」      議案第1号 令和3年度柏原市一般会計予算      議案第2号 令和3年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算      議案第3号 令和3年度柏原市国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)予算      議案第4号 令和3年度柏原市介護保険事業特別会計予算      議案第5号 令和3年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算      議案第6号 令和3年度柏原市市立柏原病院事業会計予算      議案第7号 令和3年度柏原市水道事業会計予算      議案第8号 令和3年度柏原市下水道事業会計予算      議案第9号 公の施設(柏原市自転車駐車場及び柏原市自動車駐車場)の指定管理者の指定について      議案第10号 工事請負契約の変更について      議案第11号 市道の路線認定及び廃止について      議案第12号 特別職の非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について      議案第13号 柏原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業所の保育料に関する条例の一部改正について      議案第14号 柏原市国民健康保険条例の一部改正について      議案第15号 柏原市国民健康保険条例及び柏原市介護保険条例の一部改正について      議案第16号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について      議案第17号 柏原市国民健康保険財政調整基金条例の制定について      議案第18号 柏原市介護保険条例の一部改正について      議案第19号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第14号)      議案第20号 令和2年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)      議案第21号 令和2年度柏原市国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)補正予算(第1号)      議案第22号 令和2年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第5号)-----------------------------------◯出席議員(16名)              1番    峯 弘之議員              2番    梅原壽恵議員              3番    大木留美議員              4番    山本修広議員              5番    鶴田将良議員              6番    山口由華議員              7番    田中秀昭議員              8番    山下亜緯子議員              9番    新屋広子議員             10番    中村保治議員             11番    橋本満夫議員             12番    岸野友美子議員             13番    奥山 渉議員             14番    大坪教孝議員             15番    寺田悦久議員             16番    乾  一議員-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長        冨宅正浩            副市長       松井久尚            教育長       新子寿一 政策推進部      部長        市川信行            総合政策監     安田善昭            危機管理監兼次長兼危機管理課長                      小林 聡 総務部        部長        山口伸和            理事兼次長     桐藤英樹 財務部        部長        福井 浩 市民部        部長        西戸浩詞 健康福祉部      部長兼福祉事務所長 石橋敬三            理事兼次長     田中 徹 都市デザイン部    部長        森本貞男 会計管理室      会計管理者兼会計管理室長                      小林由幸 上下水道部      部長        瀬田友之 市立柏原病院     病院事業管理者   石川哲郎            病院事務局長    中川拓也 教育部        部長        福島 潔            教育監       岡本泰典 選挙管理委員会・監査委員・公平委員会事務局            局長        松井俊之-----------------------------------◯事務局出席職員    事務局長      辰巳伸一            次長        松田佳世            参事        北井潤一            参事        畑中一章            主査        津村麻衣~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前10時0分 ○中村保治議長 おはようございます。 ただいまの出席議員16名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。----------------------------------- △開議 ○中村保治議長 直ちに日程に入ります。 日程第1、報告第1号から報告第3号まで及び議案第1号から議案第22号までの議案に対する質疑を一括して議題とします。 昨日に引き続き議案に対する質疑を行います。 女性超党派りんどうを代表して、岸野友美子議員、登壇願います。     〔12番 岸野友美子議員 登壇〕(拍手) ◆12番(岸野友美子議員) 皆様、おはようございます。12番議席議員の岸野友美子でございます。令和3年第1回定例会におきまして、議長のお許しをいただき、女性超党派りんどうの議案に対する代表質疑をさせていただきます。 この機会を与えていただきました議員各位に御礼を申し上げます。そして、本日ネットで傍聴してくださる皆様、ありがとうございます。 さて、先日、テレビで大学教授の話を聞きました。それは、新型コロナは1か月でかかったとしても治りますというものでした。ただし残念な人は亡くなります。ちょっとショッキングなのが続きました。だから、国民全員が1か月ずっと家を出なければ収束いたしますというものでした。ただそれはできませんけれどもと後でついておりました。 そこで、友人の住むニュージーランドのことを思い出しました。昨年3月にいち早く4週間のロックダウンをいたしました。おかげで蔓延を抑えることができたことは世界から称賛されました。そのニュージーランドの友人に仕事など今の現在の様子を聞いてみました。飲食店などの仕事はやっぱり厳しいそうです。でも、ニュージーランドではキウイやアボカドの収穫の季節労働者が他国から入ってきます。でも、今それはとても入りにくくなっているということです。ですから、その辺は人手不足になっているということでした。それで、住民に対して農業や園芸の資格を取るコースが、無料で2年間勉強させていただける講座ができたということでした。なるほどいろんな国でいろんな対応があるのだなと思いました。 新型コロナの収束は世界中が望み、今それに向けて努力しているところです。この柏原市においても、新型コロナの対策で市民の生活を守ることを最優先しているところでございます。本日の質疑もそんなところをしっかりと聞かせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして質疑をさせていただきます。 整理番号63と66ですが、議長、同一のものですので、まとめさせていただいてもよろしいでしょうか。 ○中村保治議長 はい、許可します。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 それでは、整理番号63、報告第1号 専決処分報告と整理番号66、議案第1号 一般会計予算の予防費です。新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業及び同ワクチンの接種事業についてお伺いいたします。 この後は質疑は質問席でさせていただきます。昨日とほぼたくさん重なるところがございますが、ご答弁はどうぞよろしくお願いいたします。 ◎田中徹健康福祉部理事 国民の生命、健康を守り、また、医療提供体制の負荷軽減や社会経済の安定につながることが期待されておることから、新型コロナウイルスワクチンの接種が国の主導の下、始められます。今回、当該ワクチンが供給され次第、迅速かつ円滑な接種を開始できるよう、ワクチン接種の体制確保に向け、必要となる事業費と実際のワクチン接種に要する事業費を計上しております。 本市では、かかりつけ医等の近所の医療機関で受けていただく個別接種と、保健センターで実施いたします集団接種の両方で実施いたします。 ワクチン接種事業の対象者につきましては、原則、住民票がある市町村で接種することとなっており、現時点で16歳未満の方の安全性が確認されていないため、接種時において16歳以上の市民が接種対象となり、また、最も優先的に接種を受ける医療従事者等の約2,000人は大阪府が接種を行うことから、この方々を除き本市では約5万8,000人の方が対象となります。この5万8,000人の方々のうち、優先順位が高い65歳以上の高齢者約2万人の方々から接種を開始いたします。 なお、当該ワクチンは2回接種する必要があるため、高齢者の方々の2回目の接種が終わる頃に、次の優先順位である基礎疾患のある方、高齢者施設等の従事者、60歳から64歳の方々を対象に接種を行う予定となっており、その方々の接種が終わる頃にその他の方々の接種をするよう、優先順位順に実施いたします。 本市では、接種率90%で想定した約5万2,000人の接種を計画しておりまして、個別接種につきましては、現時点で市内の19の医療機関に協力いただき、週に3,500から3,800回の接種を実施し、また、保健センターで実施いたします集団接種では週に200から500回の接種を実施いたします。個別接種、集団接種、合わせて週に平均4,000回の接種を実施することにより、10月末までに接種が完了できるよう体制を整備いたします。 あくまでも予定でございますが、まずは3月下旬頃に高齢者に予診票、接種医療機関等の一覧表、接種についての注意事項等の説明文書を同封した2回分の接種券を郵送する予定で、ワクチン接種に向けて準備していただくよう周知いたします。また、高齢者以外の方々に対しましては、高齢者の接種が始まった後、混雑が緩和された頃を見計らって郵送していく予定でございます。 接種の開始時期につきましては、ワクチンの供給量により現時点ではまだ見込めない状況でございますが、決まりましたら屋外防災スピーカーからの放送、広報車による周知を行うとともに、市ホームページやフェイスブック、自治会回覧、ポスター掲示、チラシ配布などにより接種を啓発してまいります。また、接種を受けていただくには予約が必要となり、個別接種は各医療機関に直接申し込んでいただきます。集団接種はコールセンターで申し込むか、ウェブ予約システムを導入いたしますので、こちらを利用していただければと考えております。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。整理番号63と66の再質疑をさせていただきます。 個別と集団でワクチン接種を受けることができるということです。かかりつけ医で受けられるのはとてもありがたいと思います。テレビのニュースなどでも一転二転しています。今は時期が見込めないということも理解をいたします。 接種券が4月以降に郵送されてくるということです。周知方法として今お伺いしたら、防災スピーカー、広報車、自治会回覧板、ホームページ、フェイスブック、ポスターにチラシとかなりの広報戦略だと思いました。これでも知らなかったという人には郵送で届くわけですから、本当に問題ないであろうと受け止めました。 では、ワクチン接種の流れについてお伺いいたします。 ◎田中徹健康福祉部理事 ワクチン接種の流れについてですが、国で用意されているワクチンの供給がまだ確実とはなっていないため、現時点での予定となりますが、まず、3月下旬頃に柏原市に住民票がある65歳以上の高齢者に対し予診票と接種券を郵送いたします。市へワクチンが供給され準備が整い次第、接種を開始いたします。 接種には予約が必要となりますので、ご希望の医療機関、または集団接種の場合はコールセンターへ電話等で申し込んでいただき、接種日時を予約していただきます。 接種日当日は、予診票に既往歴や体調等をあらかじめ記入いただき、接種券とともに持参して来院または来所していただき、医師の問診を受け、問題がないと判断されれば接種を受けていただきます。接種後は15分から30分ほどお待ちいただき、副反応の症状が現れていなければご帰宅いただきます。 以上が新型コロナウイルスワクチン接種の大まかな流れでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。国からのワクチン供給があればすぐに接種ができるということ、よく分かりました。 では、保健センター集団接種体制ですが、特に医師や看護師の確保はできているんでしょうか、お伺いいたします。 ◎田中徹健康福祉部理事 保健センターでの集団接種につきましては、平日は午後のみ、日曜日は午前、午後の両方で実施いたします。 本市では柏原市医師会と市立柏原病院にお願いして医師と看護師の派遣を依頼しており、平日においては医師3名と看護師3名を、日曜日については医師4名と看護師4名を派遣していただきます。また、その他受付や案内係の事務員、またワクチンを希釈しシリンジへ小分けすることや、接種後の副反応が現れないか経過観察する医療職員も必要となりますが、その体制も確保できる見込みでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) 必要な部分全て確保できる見込みであるということ、分かりました。 まとめますと、3月下旬には高齢者に対しての説明文とともに2回分の接種券と予診票が送られてくる。中には医療機関の一覧表も入っているということですね。そして、高齢者以外は4月以降に郵送予定ということでございます。受け取ったら自分が希望するところに予約を入れる。そしてそれが決定すれば、一緒に封筒で来たその中の予診票に自分の状況を書き込んで持っていく。そして問題がなければ接種が受けられるという流れですね。 そのための医師や看護師、そしてその他全ての体制が確保できているということで理解をいたしました。 国は、ワクチンがいつ届くのか、その辺がまだ見えていないんですけれども、届き次第スムーズな流れで接種ができますよう、また、送付に対しても漏れることのないようにしっかりと対応をしていただきますよう要望をさせていただきます。この項は終わります。 続きまして、整理番号64です。報告第2号 専決処分報告、令和2年度柏原市一般会計補正予算(第13号)。 専決処分報告の内容をお伺いいたします。 ◎瀬田友之上下水道部長 現在、片山地区には片山浸水ポンプ場片山雨水ポンプ場の2つのポンプ場施設が稼動しております。 令和2年12月、電気設備の年次点検を行いましたところ、片山浸水ポンプ場において真空遮断機の故障が判明いたしました。この真空遮断機が故障しておりますと、片山浸水ポンプ場内の電気事故により過電流が発生した場合、過電流を遮断することができず、その影響で広範囲の停電が起こる可能性があり、周辺住民に支障を来すことのほか、隣接する片山雨水ポンプ場や汚水管のマンホールポンプ場等も停止することが想定されました。 片山浸水ポンプ場片山雨水ポンプ場とともに、片山地区を含め玉手山西側地区の浸水対策を担う重要な施設であり、これからの雨季に備えて速やかに修繕する必要があります。しかしながら、この真空遮断機は受注生産品であるため製造期間も必要となり、令和3年4月から真空遮断機の製造に着手したといたしましても、雨季までに修繕を完了させることが見込めないため、早期に真空遮断機の製造に着手できるよう専決処分による債務負担行為の補正をさせていただいたところでございます。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。片山地区で2つのポンプ場により浸水対策を行っているということです。 片山雨水ポンプ場が竣工したとき、十数年前でしたかね、竣工したときにこの2つのポンプ場はいずれ集約されるとお聞きいたしましたが、その後はどうなっているんでしょうか。 ◎瀬田友之上下水道部長 今回、電気設備を修繕する片山浸水ポンプ場は、昭和61年の供用開始で老朽化が進んでおります。そのため、将来的には近接している片山雨水ポンプ場へ集約する計画であります。 第8次五箇年計画においては、現在の水路や雨水管等を片山雨水ポンプ場に取り込むための片山雨水ポンプ場周辺整備工事を実施する計画であります。この周辺整備完了後、引き続き片山雨水ポンプ場のポンプ設備の増設を行って集約する予定であります。 そのため、集約時期につきましては、次期五箇年計画以降になると考えております。それまでの間、片山浸水ポンプ場は浸水対策として稼動させることが必要な施設となるため、今回、修繕費用についての債務負担行為の補正を行ったものであります。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) 分かりました。片山浸水ポンプ場は昭和61年とかなりの老朽化ですね。だから、片山雨水ポンプ場ができたときに、一緒にできたらという考えでしたよね。いろいろな状況であったというのでこれで難しかったんやということも理解をするんですけれども、その後少しでも早くなればと考えていたんですが、今のご答弁では第8次五箇年計画ではまだ準備段階ということで、結局は第9次になりそうですね。 何せ昭和61年使用開始ということは、今後の5年間にもどんなことが起こるのか、そのたびに大きな修繕費がかかるのは大変もったいないと思います。一度目の答弁でもありましたが、片山雨水ポンプ場内の電気事故の影響で停電の可能性があり、それを及ぼすとの答弁でございます。周辺住民に影響が出るようなことは避けなければならないと思っています。 最近は予想もできない局地的な大雨であったり大災害が起きている現状です。市としても浸水対策は市民の生命と財産を守る重要な責務であります。いざというときに速やかに対処できるよう、日頃からの維持管理が大切だと思っています。 第9次五箇年計画ということは理解いたしました。ではありますが、少しでも前倒しができるようお願いをさせていただきます。要望いたしまして、この項を終わります。 続きまして、整理番号65、報告第3号 専決処分報告について。これは特別児童扶養手当の更新においての不備で、大阪府からの手当が支給されなかったことに対して柏原市が損害賠償することになったものです。柏原市としても十分反省をし、また、相手に対しての配慮も行っているということです。 私がお伺いしたいのは、今後このようなことが起こらないように、再発防止対策はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 今回の事態を受けまして、再発を防止するため、まずその原因を究明し、これまでの事務処理を検証いたしました。その中で、まずは申請の遅延などイレギュラーな事務処理を申請者のご協力も得ながら極力なくすことに努めること。また、仕方なく決められた手続どおりに処理できなくなるような場合は、実施主体である大阪府と早期の段階から密接に連絡調整するなど、リスクマネジメントに関する対策を徹底する必要があるものと改めて認識しております。 こうした認識による取扱いを確実に実施するため、上司への報告の徹底はもとより、複数人によるチェック体制を強化するとともに、これまでの事務処理マニュアルも事務の取扱いを詳細に記したマニュアルに改訂いたしまして、さらに事務処理手順を図式化したフローチャートも新たに作成した上で、再発防止の徹底に努めてまいります。よろしくお願いします。 ◆12番(岸野友美子議員) 本件と同じようなことは今後も発生する可能性があると思われます。ほかの担当課においてもあり得ることではないかと思っています。そうした場合、責任の追及よりも原因の究明と事務の改善が重要であると考えております。 答弁にありましたように、再発防止に向けた取組を確実に進めていただきますようによろしくお願いいたします。 以上です。 続きまして、整理番号67、農林水産業費の林業振興事業についてお伺いをいたします。 我が会派の山口議員が以前からずっと取り上げ、また、昨年12月の個人質問でも今年度の森林環境の整備について質問をいたしました。その際、事業継続及び事業の拡張のため次年度予算に反映させてほしい旨を要望しておりました。 今回、新たな事業も含め上がっていたことを確認いたしました。ありがとうございます。山口も喜んでおります。 そこで、次年度はどのような計画か事業内容をお伺いいたします。
    ◎西戸浩詞市民部長 林業振興事業につきましては、令和元年度から実施しております森林環境譲与税を活用した森林保全事業を引き続き実施してまいります。 事業内容につきましては、令和2年度に実施しました森林保全担い手育成を継続するとともに、令和3年度は森林の状況、傾斜や土質などの地形的状況、そして所有者や現在の管理状況、所有者の意向などのデータを把握し、今後、森林整備の優先順位づけや整備手法を検討する基礎資料として作成してまいります。 また、森林保全についての検討フォーラムを開催し、効果的な森林保全を行うためのガイドラインや森林所有者、市民、ボランティア団体、企業などが一体となって森林を保全する機運づくりとそのためのスキームづくりを行ってまいりたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) 市の大部分が山ですから、森林保全のことについては所有者や市民を巻き込んで検討していくということは大変意義があり重要な点だと思います。関心を持ってもらうための工夫も併せてお願いをさせていただきます。 そんな中で、答弁の前段で、計画的に整備するための基礎資料を作成しているということですけれども、どれくらいの期間でどこまで進めていくのか、その展望や今後のスケジュールについてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 今後のスケジュールにつきましては、基礎資料の整理等の調査関係を年度の前半から着手し、並行して森林保全についての検討フォーラムを2年間にわたって複数回実施し、保全のためのガイドラインや多様な方々に参加していただけるスキームづくりを進め、長期的な視野に立って、できる限り多くの森林の整備・保全を計画的、効率的に実施できるようにしたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 山の活用について、これまで執行部側も議会も多くの方が議論をされてきています。何をするにしても手を入れないままの荒れ地では何も始めることはできません。まずは森林保全活動を充実していただいて、また並行して山の活用など議論を深めていただけるといいと思いますので、また次年度もどうぞよろしくお願いをいたします。要望させていただきまして、この項を終わります。 整理番号68です。議案第1号 令和3年度柏原市一般会計予算、歳出の商工業振興費の地域のにぎわい創造事業、日本遺産です。「龍田古道・亀の瀬」推進協議会負担金について伺います。 ◎西戸浩詞市民部長 本市及び奈良県三郷町では、地域活性化のための手段の一つとしまして、共通の地域資源であります龍田古道・亀の瀬において日本遺産認定を受けることにより、エリアの魅力を向上させ交流人口の増加を図るため、両市町によるプロジェクトにより認定に関する取組を行ってまいりました。そして、令和2年6月19日、「もう、すべらせない!!~龍田古道の心臓部『亀の瀬』を越えてゆけ~」のストーリーが日本遺産に認定され、両市町をはじめとした13団体により構成された日本遺産「龍田古道・亀の瀬」推進協議会が同年9月4日に設立されました。 その中で、歴史文化の整備活用、観光産業の振興、まちづくり及び人材育成を図り地域活性化につなげる事業を行っていくことが確認されました。 この協議会の事業運営は、国庫補助金と両市町からの負担金などで行われることになっており、今般、国庫補助金以外の事業費及び運営費として986万円を負担金として計上しているものでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 では、協議会の構成団体でもあります国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所との連携についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 同協議会の構成団体でもございます国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所では、インフラツーリズムと呼ばれます公共施設を地域固有の財産と位置づけて、観光を通じた地域振興に資するインフラ活用の取組が亀の瀬地区にて計画されております。 協議会の行いますソフト事業と国交省河川事務所が行いますハード事業との連携を図りながら、来訪者の増加による地域の活性化が図れるよう進めてまいりたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 文化庁が昨年12月25日だったと思うんですが、事業の見直しの中間取りまとめを出されているんです。その中で、取消し制度の導入というのを発見しました。 柏原市としてはどのような対応をされるんでしょうか。 ◎西戸浩詞市民部長 日本遺産は文化庁が2015年度より認定を開始し、これまでの6年間で104件を認定したところでございまして、認定地域に対しましては認定後3年間をめどに重点的な財政支援を実施し、認定地域の自立・自走化に向けて環境整備を促しております。 しかしながら、認定されました地域においてその取組に温度差があるなどの課題が見受けられることから、日本遺産事業の見直しの方向性が日本遺産フォローアップ委員会から公表されたものでございます。その中で、総合評価の仕組みを取り入れ、認定された地域の評価を行うことが適当であるとされており、その評価に基づき重点支援地域、認定地域、認定取消し地域に分類され、新たに認定候補地域の募集を行い、当面の間は100件程度の認定を堅持するというものでございます。 現在、協議会で進めております様々な事業において、引き続き認定地域として日本遺産フォローアップ委員会による評価を受けるため、先行して認定を受けた他地域での評価も参考にしながら、認定申請時に作成しました地域活性化計画が達成できるよう、確実に事業を進めてまいりたいと考えております。また、協議会におきまして、事業推進アドバイザリー業務を委託しており、進行管理につきましては専門家の意見をいただきながら事業の振興に努めているところでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) 見直し、そして取消しという言葉でとても心配になりました。2015年から6年で104件になったこと、そして認定された地域に温度差があることなどの課題が見受けられるため、見直しという委員会からの公表ということであったが、当面の間は今の認定を堅持するということですね。 柏原市は3年がかりで昨年認定を受けたばかりです。認定申請書に作成した地域活性化計画を達成できるように、確実に進めるということ、そして進行管理は専門家の意見をいただきながら、事業の振興に努めるというご答弁をいただきましたので、見直しされるかもしれないなという危機感を常に考えて、今後そうならないようにご努力をよろしくお願いいたします。 3年前、この議会でというか委員会でしたでしょうか、日本遺産を取ってほしいと発信をさせていただきました。私はこのことでインバウンド効果、そのときにはインバウンド効果を狙いたかったわけです。 パワーポイントをご覧ください。(資料を示す)これは柏原市のウェブサイトからのものでございます。 亀の瀬です。ここにある亀岩とも亀石とも呼ばれているこの亀石が動くと、奈良盆地が洪水になるというような言い伝えがあったそうです。私たちにしてみれば、これはいつも見慣れた、25号線を走るときに横を見ながら走るいつもの風景という感じです。そしてその次、これは失われたはずのトンネルが平成20年、2008年に地滑り対策の工事中に見つかったというものでございます。 私も実はその頃に見学をさせていただきました。けれども、その頃にはこの写真のように幻想的な感じではなくて、多分このライトアップですね。このライトアップですごく行ってみたいなというような感じを思います。しかしながら、今のコロナ禍では残念ながら難しい状況でございます。日本国内の観光客ですら難しい状況ですから、コロナ収束後にはこの日本遺産の力を発揮していただき、柏原市の発展にもこの力をいただけますように、この事業をしっかりと守って充実をさせていただきますように、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、次の項目にまいります。整理番号69、土木費の都市管理課事務費について。大和川下流改修促進期成同盟会負担金についてお伺いをいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 大和川下流改修促進期成同盟会は、昭和57年4月に大和川下流部の柏原市、藤井寺市、八尾市、松原市、堺市、大阪市の6市で協議し、大和川下流改修工事を促進するために発足された期成同盟会でございます。 負担金につきましては、本期成同盟会の経費に充てるために1市15万円を支払っております。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 それでは、この期成同盟会の活動内容を詳しく教えてください。 ◎森本貞男都市デザイン部長 毎年、大和川下流部全域における治水対策や治水事業に対する要望書を作成し、7月と11月には国土交通省本省に赴き、水管理・国土保全局長等と面談を実施し要望内容を直接伝え、また、国土交通大臣や政務三役及び関係幹部に対しても要望書を配付しており、水管理・国土保全局内の関係職員に対しても要望書を手渡しております。このほか、財務省に赴き財務大臣や政務三役及び関係幹部に対し要望書を配付し、主計局長との面談も実施しております。 また、本期成同盟会独自の研修会を開催し、大和川下流部で実施されている改修工事の現地視察及び工事内容の説明を受け、事業内容の確認、整備効果の確認などを行っております。そのほか、近畿直轄河川治水期成同盟会連合会、全国治水期成同盟会連合会の要望活動に参加するほか、近畿地方治水大会などへの参加もしております。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございました。たくさんの要望書も出していただいているということも理解をいたしました。 大和川の水系河川整備計画に基づいた治水施設の早期整備を推進することとのご答弁をいただいたわけです。国分市場地区において、整備計画に基づく築堤や護岸改修工事が実施されておりますけれども、対岸の青谷地区では治水対策は実施されていないのでしょうか。 ◎森本貞男都市デザイン部長 本期成同盟会といたしましては、大和川下流部全体における治水対策事業の要望を実施しております。 柏原市として大和川河川事務所に当地区での治水対策事業について話を伺った際には、国においては国分市場地区の改修と併せて、青谷地区においても左右岸のバランスの取れた治水対策を検討中であると聞いております。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。大和川河川事務所から治水事業としては、左右岸のバランスの取れた治水対策を検討しているというお返事をいただきました。 先日、我が会派で大和川工事事務所に行かせていただきました。所長からレクチャーを受けました。そのときに所長のほうでこういうふうな冊子も作っていただいて(冊子を示す)勉強をさせていただいたわけなんですけれども、そのときに大変初歩的なことかもしれませんけれども、治水は左岸、右岸、バランスの取れた対策が大事だということをしっかりと教えていただきました。そして確認したことは、このたび市場のほうが進みますと。 パワーポイントをご覧いただきたいと思います。(資料を示す)これは国土交通省の資料でございますけれども、防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保ということで、補正予算が取れて前に進みます。赤い部分が前に進みます。 今までに多くの議員が取り組まれてこられました。それが少しずつ前に進んでいるということで、あとはもう青谷のほうにもバランスということで取りかかっていただきたいと考えます。市としてもぜひ働きかけをしていただいて、これが早く進みますように、青谷のほうも整備されますようにご努力をお願いさせていただきます。要望させていただきまして、この項は終わります。 続きまして、整理番号70です。令和3年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、今年度の病院経営において伺います。 令和3年度の予算で新型コロナウイルス感染症の影響をどのように見込んでいるのか、お伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 令和3年度の当初予算では、今年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響は受けることを想定した予算編成としております。 新型コロナウイルス感染症が一定の収束を迎えるまでの間は、受診控えや感染者の受入れ病床を確保しておく必要がありますことから、外来・入院ともに患者数が増えることは見込めない状況は続くものと考えています。そのため、医業収益の積算に当たり基礎といたします年間患者数につきましては、外来・入院ともに前年度の予算編成時よりも減少することを見込み、結果、対前年比では入院収益で約6億4,600万円、外来収益では約4,100万円減額した予算とさせていただいております。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) この予算で新型コロナウイルス感染症の影響が当分続くものと積算されているということですね。 では、この状況で影響が続いていく中で、柏原病院としてはどのような対応をされるのか、また対応に当たりまして国、府の支援を受けることができるのかどうか、お伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 新型コロナウイルス感染症を取り巻く環境は大変厳しいものでありますが、公立病院として国や府の要請に応え全力で新型コロナウイルス感染症に対応してまいりたいと考えています。 なお、国及び府からの支援についてでございますが、令和3年度におきましても令和2年度と同様、受入れ病床確保に対する補助金の交付は受けることができるものと考えています。 今後、令和3年度の補助金に係る交付要綱が示され当院に対する交付額が確定した際には、補正予算を計上させていただき対応してまいりたいと考えています。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。新型コロナは一日も早く収束してほしいという反面、いろいろな思いがございます。 今ご答弁いただいた柏原病院が令和3年度も新型コロナ対応に全力で取り組んでいくこと、また、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床を確保することで、令和2年度に引き続きまた令和3年度も補助金が入ってくるということは理解をいたしました。何か痛しかゆしという部分もあるんですけれども、でもありがたいと受け止めます。 続きまして、経営コンサルタントなんですけれども、令和3年度の予算では経営コンサルタントへの委託料として、経営改善支援業務の委託料880万円が計上されておりました。これは令和2年度と同額の予算となっているんですけれども、令和2年度の取組を教えていただけますか。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 経営コンサルタントには集患対策を中心とした支援を依頼しており、地域ニーズの掘り起こし、地域の医療機関との連携強化、サービスの向上、この3つのテーマについて支援を受けております。 主な取組の内容としましては、地域ニーズの掘り起こしについては、経営コンサルタントのアドバイスを参考に、個々の医療機関のニーズの把握を目的としたアンケートの実施、地域医療機関との連携強化におきましては、症例を定めた上で今まで以上の訪問を行うこと、また、訪問する医療機関ごとで個別のアプローチを行うためのアドバイスを受けてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして積極的な訪問ができず、令和2年度につきましては緩和ケア病棟に絞った訪問を数件実施するにとどまっておるのが現状でございます。 最後に、サービスの向上につきましては、当院が提供します医療の質の向上を目的に、診療報酬上の加算の獲得状況などについて、全国の医療機関の実施状況、また当院のデータを基にした提案を受けており、データ上におきましては、加算の取得率の向上など、今後の経営面において効果が現れるものとなっております。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) どうもありがとうございます。 それでは次に、令和3年度の経営コンサルタントに依頼する予定の業務内容をお伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 令和3年度の経営コンサルタントに依頼する業務内容についてでございますが、現在は新型コロナウイルス感染症への対応を病院の最優先事項としているため、集患活動に注力することが難しい状況にございます。また、新型コロナウイルス感染症の流行が収束した際には、直ちに経営改善に取り組む必要がございますが、昨年から行われています3密の回避、マスクの着用、手指衛生の徹底と咳エチケットの励行などの感染防御の取組は、現在の新しい生活様式として広く定着をしており、感染症対策としては非常に効果的なものとなっています。 そのため、感染症の収束後におきましても、これまでと同様の取組では患者数を以前と同水準にまで回復させることは難しいこともあるのではないかと考えています。 令和3年度の取組につきましては、まずは令和2年度の取組と効果について検証を行った上で、その内容を検討し、当院の特色を生かすことで、患者さんに安心して受診いただけることができる体制づくり、また情報発信に取り組んで、戦略的な集患活動につなげてまいりたいと現在は考えております。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) よく分かりました。 確かに今コロナ禍の中での対応というのは大変難しいとは思います。ご答弁では、新型コロナウイルス感染症の流行が収束した際には、直ちに経営改善に取り組む必要があるということでございますが、収束した際ではなく、今このコロナ禍でどのように対応するのか。また、今現在を見ての対策を講じていただきたいと思うんです。 今こそコンサルさんの力量に頼らせていただきたいという思いでございますので、このことをコンサルさん、頑張ってやという意味で、今、コロナ禍どうするんやというようなまた対策を考えていただきますように、どうぞよろしくお願いいたします。要望させていただいて、この項を終わります。 続きまして、整理番号71、議案第9号 公の施設の指定管理者の指定について、選定されました経緯についてお伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 柏原市自転車駐車場及び柏原市自動車駐車場につきましては、現在、公益社団法人シルバー人材センターが指定管理者となっておりますが、令和3年3月31日をもって指定管理期間が満了となります。 令和3年4月以降も新たな指定管理者の選定が必要なことから、柏原市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第2条の規定に基づき、公募いたしました。その結果、2団体から応募があり、同条例第4条の選定基準に基づき、学識経験者や市職員から成る指定管理者選定委員会において、利用者に対する貢献度や合理性、安定性、その他様々な観点から審査が行われ、優先候補者として株式会社駐輪サービスが選定されました。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) それでは、指定管理者選定委員会とはどのような形で行われたのかをお伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 指定管理者選定委員会は合計3回行われました。 令和2年11月2日に行われた第1回選定委員会では、募集要項等の公募資料の審査を行い、その資料をもって公募を行いました。 また、令和2年12月16日の第2回選定委員会では、応募のあった2団体について一次審査として事業計画書等の書類審査を行いましたところ、2団体ともに審査基準を満たし一次審査を通過いたしましたので、この2団体についてプレゼンテーション及びヒアリングによる二次審査を令和3年1月12日に行い、その結果、株式会社駐輪サービスが優先候補者として選定されました。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) 分かりました。 では、その株式会社駐輪サービスというのはどのような会社なのか、実績について教えていただけますか。 ◎森本貞男都市デザイン部長 優先候補者の選定されました株式会社駐輪サービスの実績でございますが、駐輪場の指定管理業務としましては大阪府下を抜粋しますと、大阪市55施設、大東市3施設、守口市8施設、八尾市1施設、和泉市6施設、合計73施設と、またそのほか民間施設の受託については4か所、自社運営については17か所の運営をしておられるとのことです。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) 随分たくさんの経験をお持ちのようですね。これならば利用者さんに対するサービスについては安心できるのかなと、このように思います。 柏原市の自転車・自動車駐車場につきましては、施設の設置目的とは別に、これまで長年その運営にシルバー人材センターが関わってまいりました。そこには柏原市の高齢者の雇用促進という目的があったと思います。 それについて、指定管理者が株式会社駐輪サービスに代わることで影響が出るのかどうか、お伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 指定管理者の公募に際しましては、募集要項で指定管理者として果たしていただく責務といたしまして、市内の高齢者の雇用確保に積極的に努めていただくことを条件として記載しており、優先候補者に選定された株式会社駐輪サービスにつきましても、この条件については十分理解され、従業員の雇用についてどのように計画しているか聞き取りを行ったところ、現在自転車駐車場等の業務に従事している方については、ご本人の意向を確認した上で、原則として引き続き雇用するとのことでシルバー人材センターと雇用形態について調整中であると伺っております。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) 指定管理者が代わるということで、利用者に対する影響と高齢者雇用の影響が一番気になりました。どちらも従来どおりを期待できると確認ができました。 今まで長い間シルバーさんが管理をしてきた経緯の中で、高齢者雇用により高齢者の生きがいの充実、また収入、そしてその他いろいろな目的も酌み取っていただいて、新しい指定管理者さんにはこれからやっぱりサービスの向上、そして利用率の向上、それから駅前の良好な環境保持、そのようなことをお願いをさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお伝えくださいませ。要望させていただきます。 では、この項を終わりまして、次に、整理番号72にまいります。議案第17号 柏原市国民健康保険財政調整基金条例の制定について。第2条の積立てについて、今年度は補正予算で1億4,743万8,000円を積み立てるということですが、この額はどのように決定するのでしょうか。そして、どのようなスケジュールで今後行われるのかをお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 年度の決算額が確定し当該年度収支が黒字となった場合に、その黒字額から補助金等の精算による返還額を除いた額を、原則全額積み立てることとしたいと考えております。 積立てのスケジュールにつきましては、決算が認定されてから積立ての可否及びその額について判断いたしますことから、例年12月に開催される第4回市議会定例会に繰越し及び積立ての補正予算を提出する予定としております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。積立ての金額とスケジュール、よく分かりました。 では、この基金ですけれども、どのような場合に使えるのか教えてください。 ◎石橋敬三健康福祉部長 第6条の規定にありますとおり、3つの場合に限定して基金を処分することができるようにしております。 まず、大阪府への国民健康保険事業費納付金、これの不足に充当する場合でございますが、この納付金の額は年度当初の見込みで決定されますので、当該年度の状況や見込みの差異等によりまして、納付金額に不足が生じる場合に備えるものでございます。 次に、保健事業に要する費用に充てる場合でございます。保健事業に要する費用は現在、国や府の補助金でそのほとんどが措置されておりますが、市が独自に行う拡充費用や新たな事業を実施する場合に使うことができるようにしております。 最後に、その他特別な事由がある場合でございますが、これは今般の感染症蔓延のような想定外の事案が起きる場合などに、不測の事態に備えるようにしております。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) この基金の使い道、よく分かりました。 たしか昨年の議会か委員会で、大阪府に納める事業費の納付金に不足が生じる場合に備え、この黒字額はまずは財政調整のための基金として積み立てることを検討しているというような答弁があったと思います。 では、どれくらいまで確保しようと考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 災害や被保険者の急激な減少、また経済事情の著しい変動等によりまして、本市において必要な保険料収入が十分に確保できなくなる場合を想定いたしますと、まずは大阪府に納付しております事業費納付金の年間予算の約2割相当に当たります5億円程度の確保を目指したいというふうに考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) この黒字に対しては、保険料の引下げには使えないということですので、一定の金額を確保した後に、より効果的な施策に使っていただきたいと思います。 最後に、今後も引き続き国保会計の健全な運営のために努力を努めていただきますようお願いを申し上げまして、この項を終わります。 続きまして、整理番号73です。議案第18号 柏原市介護保険条例の一部改正について。新型コロナの影響でデイサービスや特別養護老人ホームに併設されているショートステイのサービス利用が減少し、計画値を大幅に下回る見込みになったため、介護給付費の準備基金の積立額が増加したため、この積立額を取り崩すことが第8期の介護保険料が下がる原因になったということですね。 では、第9期の介護保険料はどう見込んでいるのかお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 介護保険事業特別会計では、事業費の余剰金を準備基金に積み立て、次の事業計画時に取り崩し、給付費に充てることができるようになっております。 今期、第7期事業運営期間中の準備基金予定残高は約8億4,000万円ございまして、第8期事業運営期間中に約4億円を取り崩す予定としております。仮に次の第8期が黒字となりましたら、第9期の保険料設定時、基金残高の全額を充てて同水準を維持する試算もございますが、令和3年からの介護保険料を負担する65歳以上の人口が減り始め、逆に介護サービスを利用する率が高い75歳以上の人口は令和7年まで増え続け、事業運営はさらに厳しさが増すものと見込まれ一概に予測ができません。 こうした状況からも、介護予防の取組がますます重要になるものと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) 3年間引き下げていただけるのはとてもありがたいと受け止めておりました。その後はどうなるのか、元に戻って引き上げるのか心配でした。 ただいまの説明によりますと、第9期の介護保険料も同水準を維持できる試算もございますがという「が」が入ってきましたね。この答弁で「が」というのはあまり聞きたくないんです。でも初めの部分だけを私は受け止めたいんですけれども、そうもいきませんよね。 ただ、確かに高齢者の現実というのはすごくよく分かっております。これは否めないものがあります。自分も高齢者です。 そんな中で、これをもう何とか精いっぱい今後の努力として、第9期も引き下げることが維持ができますようにお願いをさせていただきたいと思います。要望してこの項を終わります。 続きまして、整理番号74です。議案第19号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第14号)、水道事業会計の繰出金についてお伺いをいたします。 ◎安田善昭総合政策監 水道事業会計繰出金につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の事業といたしまして8,861万6,000円を計上しております。この交付金につきましては、第1次と第2次分で約9億円が既に国から示されております。 それに対しまして、第1次と第2次の交付金事業といたしましては、約10億7,000万円分の事業を計上させていただいておりましたが、これまでに入札により発生いたしました落札差金や新型コロナウイルス感染症の影響によります市内小・中学校の修学旅行のキャンセル料の発生に備えました事業費につきましても、修学旅行を実施できたことによりまして予算残額が発生したことなどによりまして、執行額が国からの交付限度額を下回る可能性が出てまいりました。 そのため、交付金を有効活用できますように、当初は交付金を充当せずに経済的支援策を実施しておりました水道事業会計への繰出金を計上させていただいたものでございます。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) では、実際にこの予算額が水道事業会計に繰り出されると考えていいんですね。 ◎安田善昭総合政策監 現在も交付金事業を実施しておりますため、総事業費はまだ確定しておりませんが、予算計上させていただいています8,861万6,000円の範囲内で、最終的には各事業の執行状況を把握し、総事業費が交付金の交付限度額を下回った金額について繰り出すこととなります。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。修学旅行のキャンセルのための交付金を取っていただいていたわけでございます。それが修学旅行に行けたということは本当によかったと思います。生徒さんにとってはかけがえのない時間と思い出をつくることができたんだなと思っております。 その使わずに済んだ交付金を形を変えて新型コロナ感染対策事業に充てることができたということですね。ニュースとかで他市で、新型コロナの交付金を全然関係ないところに使って問題になっているのを目にしました。でも、そのような心配はないよということで受け止めました。 それで、この水道事業会計への繰出金を計上されたのですが、これは昨年7月から10月の水道料金の値下げですよね。 ですけれども、このことが市民の方々にあまり伝わっていなかったんです。だからとても残念に思いました。水道の検針表が入ってきますよね。あれには本当にちっちゃな文字で書いてあったんですけれども、なかなか受け止めることが、気づくことができなかったという方が多かったものですから、どうせ支援するならば何かもっと誰もが分かるようにしていただきたいなと思いました。 また、今後、どのような形で支援される項目が出るかそれは分かりませんけれども、その際にはぜひ伝わりやすい方法。せっかくお金を使うんやから、それは有意義にみんなに受け取ってもらえるような方法を講じていただきたい。喜んでいただけるようにお願いをさせていただきます。この項を終わらせていただきます。 次にまいります。整理番号75、商工業振興費の地域活性化商品券事業の業務委託料の事業趣旨と内容についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 地域活性化商品券事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う地域経済への影響に鑑み、市内で使用できる商品券をお配りすることで、市民生活における家計を支援することと、地域での消費を喚起し地域経済の振興に寄与することを目的として実施するものでございます。 商品券の配布対象者は、市で設定します基準日に住民登録のある方全員で、お一人当たり3,000円分の商品券を配送させていただきます。また、商品券が使用できる店舗につきましては、取扱登録を希望される市内に店舗・事業所のある事業者を募集させていただき、委託事業者において登録手続や取りまとめを行ってまいりたいと考えております。 なお、店舗の応募方法につきましては、市内広報誌やホームページなどで周知をしてまいります。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 発送するということですから、商品券ということは現金ですね。現金と同じですから、安全で確実に届けるための手法をお伺いしたいと思います。 ◎西戸浩詞市民部長 配送の方法につきましては、郵便局のゆうパックを想定しております。これによりまして、配送に要する日数が短縮でき、また、荷物はご家庭の玄関口で手渡しされ、配達先やご不在の場合であっても不在票が配達されますので、安全確実な受け取りが可能となります。 ◆12番(岸野友美子議員) では、その商品券はどこで使えるのか教えてください。 ◎西戸浩詞市民部長 先ほども申し上げましたが、市内にございます、これから応募は行うんですが、取扱登録を希望される市内の店舗・事業所のある事業者のほうで利用できるようになります。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。どこで使えるのか、もちろんこれからなんですけれども、それが受け取った人たちにもちゃんと分かるような手法をしっかりとお願いしたいと思います。 年末のアプリ、ありがたかったんです。喜んでいただいた方も多かったんです。でも、高齢者とかアプリが苦手な人にはちょっと使えなかった人たちもいたかなと残念な思い、その中でやっぱりこれって不公平感が出るよねというふうに感じました。 今回の金券はゆうパックでみんなの手元に届くということなので、多くの人に喜んでいただけると思います。その辺、封入時とかに手違いがないように、本当に現金だとしっかりとチェックを入れていただいて、作業には細心の注意をお願いしたいと思います。 独り言なんですけれども、これは所得制限があってもよかったんじゃないかなというようなのがちらちらしていますけれども、独り言ですので受け止めてください。これでこの項は終わります。ありがとうございます。 議長、それでは整理番号76、小学校施設整備事業なんですけれども、整理番号77の中学校施設整備事業と同じものですので、まとめさせていただいてもよろしいでしょうか。 ○中村保治議長 許可します。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 小・中学校のトイレ洋式化工事設計業務の委託料及び工事について事業の内容をお伺いいたします。 今回対象の学校はどこを予定しているのか、また、その学校を選択した理由についてお伺いいたします。 ◎福島潔教育部長 小学校及び中学校の学校トイレの便器洋式化につきましては、一般家庭でのトイレの洋式化が進んでおりますことから、教育委員会といたしましては、耐震化工事などの際に各トイレに1か所の洋式便器が設置できるよう取組を進めてまいりました。 令和2年度は柏原小学校、柏原東小学校、柏原中学校のトイレに洋式便器の設置工事を実施しており、それが完了いたしますと全市立小学校及び中学校において、通常児童生徒が使用いたしますトイレにつきましては、1か所以上の洋式便器の設置が完了いたします。 今回、計上させていただいております補正予算におきまして、便器の洋式化を計画しておりますのは、堅下北小学校、玉手小学校、堅下北中学校及び玉手中学校の4校でございます。この4校につきましては、他の学校と比べまして学校トイレの便器洋式化率並びに児童生徒の洋式便器の占有率が低かったこと、また、補助金を受けて洋式化した箇所が少なかったことから選定をさせていただきました。 以上です。 ◆12番(岸野友美子議員) この事業で国からの補助金というのは頂けるんでしょうか。 ◎福島潔教育部長 令和2年12月15日に令和2年度国の第3次補正予算が閣議決定されましたことによりまして、大阪府教育庁より学校施設環境改善交付金の新規事業の計上につきまして調査がございました。 教育委員会といたしましては、補助金の獲得の可能性が高くなることから、関係各課と協議を進め、令和3年1月7日に事業計画を提出させていただきました。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 それでは、事業の進め方をお伺いいたします。 ◎福島潔教育部長 今回の事業につきまして、トイレ洋式化工事設計業務委託料及び工事請負費につきましては、令和3年度へ予算繰越しをお願いし実施してまいりたいと考えております。 なお、補正予算及び繰越しにつきまして議決をいただけましたら、速やかに設計業者を決める入札準備に入り、トイレ洋式化工事につきましても令和3年度内に完了してまいりたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) よく分かりました。 では、今後のトイレ洋式化の計画についてはどのようにお考えなのかをお伺いします。 ◎福島潔教育部長 今後につきましては、令和2年度で策定を予定しております学校施設長寿命化計画などを参考に、学校とも十分に協議を進め、学校が要望する100%の洋式便器の設置を進めていきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) 今回実施される4校については、交付金の条件に合ったということで前に進むようでございます。 先ほどのご答弁で、昨年12月15日に閣議決定からの今年1月7日に事業計画を出されたということですね。年末年始を挟んだ本当にこれはタイトな短時間の間によくできたと感謝するのみでございます。 今後については、柏原市立小・中学校適正規模・適正配置審議会で審議されるということですので、また各学校との協議もしっかりとしていただいて、設置のほうをよろしくお願いいたします。 以上でございます。 最後の質疑になりました。整理番号78、議案第22号 令和2年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第5号)、今回の補正の理由をお伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 今回の補正理由でございますが、1つ目に、新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、当院の患者数が入院・外来ともに大幅に減少しているため、医業収益の大幅な減収が見込まれること、2つ目の理由としまして、当院が交付を受けます新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床確保に対する補助金の概算金額が判明したため、補正予算に計上するものでございます。 以上の理由から、当院の経営状況が当初予算とは大きく乖離した状態となっており、現状に即した予算にすることを目的としております。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) 今年度は新型コロナの流行で柏原病院の患者数が減少しているということでございますけれども、今年度の当初予算の編成時と比較してどの程度の減少となっているのかお伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 今年度の当初予算編成時の年間延べ患者数との比較では、6万6,709人と見込んでいた入院患者数を今回5万1,523人とし、当初に比べまして1万5,186人の減少、9万8,406人と見込んでいた外来患者数を今回8万2,699人とし、こちらは当初に比べ1万5,707人の減少となっています。 また、患者数の減少に伴う医業収益に与える影響は、当初予算に比べ入院収益で7億840万2,000円の減少、外来収益では8,704万7,000円の減少となっており、入院・外来を合わせた医業収益全体では7億9,850万9,000円の減少となっています。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) 患者数が減るということは、当然医業収益は減ります。ではありますが、新型コロナ患者の受入れ病床を確保していることにより、補助金が交付されているということはよく分かります。 では、今回の補正予算の内容を反映した今年度の決算見込みについてお尋ねをいたします。 また、経営補填を目的とした一般会計からの基準外繰入れは必要ないのかお伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 現時点での令和2年度の決算見込みにつきましては、新型コロナウイルス感染症の流行が原因と考えられる受診控えによる影響などによりまして、入院・外来ともに患者数は大きく減少しており、医業収益は大幅に減少することが見込まれる状況にございます。現在までの実績を基にしました試算では、令和2年度の経常損失額は昨年度の決算額2億2,240万円から約4億2,700万円悪化し、約6億4,900万円になることを見込んでおります。 次に、経常収支を含んだ病院事業全体での収支状況についてでございますが、今年度は約8億円の病床確保に対する補助金が大阪府から交付がなされますことから、単年度では約1億6,000万円の黒字となる見込みでございます。 最後に、基準外繰入金の見込みについてでございますが、今年度は一般会計からの基準外繰入金の繰入れをお願いすることなく、資金不足比率の改善は図れるものと見込んでおります。 以上でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。今年度は単年度黒字のため、一般会計からの基準外繰入れは必要ないと聞いて、ひとまず安心をいたしました。ではありますけれども、根本的な問題である患者さんの減少は、新型コロナが収束したときどのように対応していくのか、まだまだ不安が残されます。 前半の病院経営のところでもお願いをしたような次第ですけれども、ここでぜひコンサルの力を発揮していただきたいと願うのみでございます。病院スタッフの皆さんには、この1年間新型コロナ対応をしながら頑張っていただいたこと、本当に心から感謝を申し上げます。まだまだ先は見えておりません。引き続き皆さん方にもよろしくお願いをさせていただきます。 今は新しい生活習慣も定着いたしまして、マスク、また手洗い、うがいなどは当たり前のことにはなってまいりました。とはいえ、まだまだ厳しい状況は変わっておりません。どうか知恵を絞っていただいて、これからも経営改善に取り組んでいただきますようお願いをさせていただきます。 以上で女性超党派りんどうの代表質疑は全て終了いたしました。ご静聴ありがとうございました。 ○中村保治議長 以上で、女性超党派りんどう代表者の質疑を終わります。 ここで暫時休憩します。 △休憩 午前11時19分 △再開 午後1時0分 ○峯弘之副議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き、議案に対する質疑を行います。 自由民主党政新会を代表して山下亜緯子議員、登壇願います。     〔8番 山下亜緯子議員 登壇〕(拍手) ◆8番(山下亜緯子議員) 皆さん、こんにちは。8番議席の山下亜緯子です。議長のお許しを得まして、令和3年第1回定例会において、自由民主党政新会を代表し、提出されました議案に対し質疑をさせていただきます。この機会を与えていただきました議員各位に御礼を申し上げます。 今年1月に発令された2回目の緊急事態宣言が、大阪府においては解除されました。しかし、いまだ新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策として、一部柏原市内公共施設においては制限を余儀なくされている状況であり、利用者の皆様にはご不便をおかけしていることはありますが、ご理解をいただき、ありがとうございます。引き続きのご協力をいただきますようお願い申し上げます。 昨日から他会派の質疑も行われており、重複する点が多々ございますが、改めて質疑をさせていただくことにご協力いただきますようよろしくお願いいたしまして、質疑に入らせていただきます。 整理番号79番、報告第1号 専決処分報告について、令和2年度柏原市一般会計補正予算(第12号)、歳出、款4衛生費 項1保健衛生費 目2予防費、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業及び新型コロナウイルスワクチン接種事業についてお伺いいたしますが、議長、整理番号82の令和3年度一般会計予算の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業及び新型コロナウイルスワクチン接種事業について、同趣旨ですので、併せて質疑させていただいてよろしいでしょうか。 ○峯弘之副議長 はい、許可します。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 では、事業内容についてお伺いをいたします。 以降の質疑につきましては、質問者席より行わせていただきますので、ご答弁いただきますようによろしくお願いをいたします。 ◎田中徹健康福祉部理事 本市の新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、かかりつけ医等の近所の医療機関で受けていただく個別接種と、保健センターで実施いたします集団接種の両方で実施いたします。現時点で、市内の19の協力医療機関での個別接種と保健センターで実施いたします集団接種と合わせて、週に平均4,000回の接種の実施を予定しております。 ワクチン接種事業の対象者につきましては、原則、住民票がある市町村で接種することとなっておりますので、大阪府が接種を行う医療従事者等の約2,000人を除き、接種時において16歳以上の市民が接種対象で、本市では約5万8,000人の方が対象となります。この約5万8,000人の方々のうち、優先順位が最も高い65歳以上の高齢者約2万人の方々から接種を開始いたします。 なお、当該ワクチンは2回接種する必要があるため、高齢者の方々の2回目の接種が終わる頃に、次の優先順位である基礎疾患のある方、高齢者施設等の従事者、60歳から64歳の方々を対象に接種を行う予定となっており、その方々の接種が終わる頃に、その他の方々の接種をするよう優先順位順に実施いたします。 あくまでも予定でございますが、まずは3月下旬頃に高齢者に対し予診票、接種医療機関等の一覧表、接種についての注意事項等の説明文書を同封した2回分の接種券を郵送する予定で、ワクチン接種に向けて準備していただくよう周知いたします。また、高齢者以外の方々に対しましては、高齢者の接種が始まった後、混雑が緩和された頃を見計らって郵送していく予定でございます。 接種の開始時期につきましては、ワクチンの供給量により現時点ではまだ見込めない状況でございますが、決まりましたら、屋外防災スピーカーからの放送、広報車による周知を行うとともに、市ホームページやフェイスブック、自治会回覧、ポスター掲示、チラシ配布などにより、接種を啓発してまいります。 また、接種を受けていただくには予約が必要となり、個別接種は各医療機関に直接申し込んでいただきます。集団接種は、コールセンターで申し込むか、ウェブ予約システムを導入いたしますので、こちらを利用していただければと考えております。 以上でございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 昨日、本日と全ての会派が質疑をされて、それらの内容と今いただいたご答弁で、おおむね一定理解をいたしましたところであります。多くの職員の方々がご尽力いただけるということで感謝いたします。安全・安心にスムーズなワクチンの接種体制を整えていただけるものだと思っております。また、委員会付託にもなっておりますので、この委員会の内容をまた見ていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。この項は以上で結構です。 続きまして、整理番号80番に移らせていただきます。 整理番号80番は、児童福祉総務費ということで、子ども家庭総合支援事業についてお伺いをいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 この事業は、令和2年度に設置しました子ども家庭総合支援拠点をより効果的に機能させ、また、同時に設置いたしました子育て世代包括支援センターとの連携をさらに進めるために、独立した事業として創設したものでございます。 支援が必要なご家庭に対しては、支援拠点に配置しております子ども家庭支援員、虐待対応専門員が日々、関係機関との連携や見守りなどの対応に努めておりますが、増加傾向にあります相談に対応できるよう支援体制強化も図ってまいりたいと考えております。 また、虐待が疑われる事案につきましては、法に基づく対応はもとより、子どもや保護者の状況、生活環境などから総合的に支援方針を決定する必要があり、当事業は、子どもとそのご家庭を守る大変重要な取組として強化してまいりたいと考えております。 ◆8番(山下亜緯子議員) では、今年度は、新聞やテレビ報道などに多く聞かれておりますように、新型コロナウイルス感染症が影響いたしまして、子育て家庭の生活環境の悪化や、女性や子どもの自殺、そしてストレス、鬱などの数字の悪化、また、就業状況においても、総務省の労働力調査によると経済的に厳しい状況が続いていますが、そういう中で、本市における支援等が必要な子どもの家庭の状況はいかがですか。 ◎石橋敬三健康福祉部長 本市における状況といたしまして、令和2年12月末時点で、要保護児童は55人、特定妊婦を含む要支援児童としては37人の児童とご家庭を支援拠点で見守っておりますが、コロナ禍での環境の悪化などによる目立った変化は特にございません。 しかしながら、コロナ禍の影響が潜在的に少なからずあるとの考えから提唱された国の子どもの見守り強化アクションプランに基づきまして、要保護児童対策地域協議会の枠組みにおいて、市内の教育・保育施設や大阪府子ども家庭センター、警察などとの連携を密にし、支援が必要と思われる児童やご家庭について、改めて状況の把握に努め、その様子や家庭状況等を継続して見守るなどの対応を行っております。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 子どもや家庭に対する支援といたしまして、訪問による支援や関係機関への連携を行っていただいているということで理解をしましたが、では、子どもやその家庭の貧困対策としての取組をお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 子どもの貧困対策の取組としましては、本市では、子どもたちの豊かで明るい未来を創造していくため、平成28年3月に、子どもの豊かな未来を考えるプロジェクトチームを設置し、関係の部局が連携して対策を検討し、取組を進めてまいっております。 また、令和2年3月には、第2期柏原市子ども・子育て支援事業計画、ここに子どもの貧困対策推進計画を包含して策定いたしまして、現在、教育や生活、就労、経済的支援など30以上の取組を子どもの貧困対策の取組に位置づけまして、各部局において実施しております。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。現在行っていただいている取組につきましては、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 今までの議会の中でもいろんな議員さんが、こういった場合においての子ども食堂であったり、食品ロスを生かしていろんな取組というようなお話の提案もあったかと思います。 私のほうでは、今日は子ども宅食、部長も既に聞いておられるかと思いますが、子ども宅食なんかはどうかなということで、コロナ禍の状況が続いて、コロナ禍以前だったら子ども食堂であったり、そういったことは可能だったけれども、やっぱりコロナ禍の状況が続いて、どうしても運営したくてもできない。そういったときに、子ども宅食というんですか、自宅に定期的に食品を届けることで、その届けてくださるNPO法人であったり、社協の方であったり、また地域の方であったりという方々と関係を築きながら、その家庭、子どもさん、親御さんを見守っていくという活動になっているかと思います。そういった活動が、継続的に直接その家庭を訪れることで変化に気づくことができるのではないかと思っております。 児童虐待といっても目に見えたものであればすぐに、なかなかそういう場合は少ないかと思うんですけれども、対応ができるんですが、暴行のあざが残っていたりだとか、よく言うごみが散らかっていたりだとか、ちょっとお風呂に入れてもらえなかったりだとか、そういう予兆に気づけば、行政と連携してしっかりと専門的に対応していくことができるのかなと。 なかなか行政に頼りたくても行きにくいとか、人の目も周りも気になるし、どういうふうに言葉にしたらいいのかということも、できない人もたくさんおられると思いますし、そもそも行政をシャットアウトされる方もいらっしゃると思います。そういう方のためにも訪問を担当するボランティアさんが正確な状況を把握できるよう、研修を実施するということも大切であるかと思いますが、個別の事情に合わせたよりきめ細やかな支援ができる、そういう支援をするということが大切なのかなと、このように思っております。 それにするにしても、やっぱり協力者というんですか、社会福祉協議会の方や、そういった自治体と連携の実績のある民間の方、またNPO法人、地域の方が必要となってくるんでありますが、こういうコロナ禍ということですので、悲しい虐待事件が起きてしまう前に、困っている家庭に対しての子ども宅食などのような、出張していく出前型の福祉、いわゆるアウトリーチというんですか、そういう行いを必要な場所に必要な手だてを打って、行政とつなげていくというサービスが非常に大事であると思います。 また、補助制度もあるというふうに聞いておりますので、今後、念頭に入れていただいて、事業の強化にしっかりと進めていただけたらなと思います。この子ども家庭総合支援事業の一環になればなと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 それでは、続きまして、整理番号81番に移らせていただきます。 児童福祉施設費ということで、公立認定こども園等施設整備事業についてお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 この事業については、公立の施設の工事を行う事業でございまして、ここに上げております当該工事につきましては、市立国分幼稚園と国分保育所を統合し、令和3年4月から開園するこくぶこども園の改修工事でございます。 主な工事内容は、保護者用駐輪場の新設及びそれに伴う園庭の整備に加えまして、保育室のサッシやトイレの改修、屋上の防水処理、門扉や手すりの再塗装等でございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 ちょっとパワーポイントのほうで、皆さんの眠気を取っていきましょう。 パワーポイント資料1から5枚分は、今度の4月からこくぶこども園になる現在の国分保育所の様子です。(資料を示す)こんな感じで4、5です。これは園から外に向かって撮った分なんですけれども、今、部長のほうから説明がありました保護者用の駐輪場新設とか、園庭の整備、また保育室のサッシ、トイレ改修ということで、次の資料の6から8は、皆さん参考資料として配られている資料と同じようなものとなっております。 ちょっと戻りまして、(資料を示す)これが門ですね。今、保護者の方が来られた際に、この道路沿いにたくさん駐輪をされているということで、今回、この門扉を園庭のほうに、奥にずらし込むということで、ここを改修することによって今現在こちらに駐輪されている、この駐輪がこの奥に引き込まれる、ここになるので、近隣のそういった交通事情の解消であったり、スムーズな交通整理ができるようになるということであります。 園庭が減った分で、(資料を示す)ここがプールになっているんですけれども、このプール、ずっと常設のプールでありますが、それを撤去して、平時はグラウンドの一部に園庭を整備していただけるという内容で、あとの細かい部分はサッシの補修であったりということです。 さっきの門扉の話ですけれども、(資料を示す)ここが門扉なんですが、このあたりまで来るんじゃないかというようなことも聞いておりますので、非常に利便性が高まるということで、保護者の皆さん、たくさん自転車にお布団とか、いっぱい抱えてくるので、ある程度の広さがなければ子どもたちとかも当たってしまいますし、雨の日なんて非常に戦争のような状態になっているんじゃないかなと思いますので、このあたり改修していただけることに本当にありがたく思っております。 では、今回この工事を5,153万5,000円、一応予算つけていただいておりまして行われるわけでありますけれども、改修工事のスケジュール感についてお伺いしたいと思います。 ◎石橋敬三健康福祉部長 予算成立後、現時点で考えておりますスケジュールといたしましては、令和3年5月に入札に係る工事業者の選定を行い、6月に入札及び契約を完了させ、7月から工事を開始し、令和3年度内の完成を目指してまいります。 工事に当たっては、こども園を運営しながらの工事となりますので、児童の安全には十分配慮し、進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 こども園の改修に際しては、保育所の用途もありますし、お休みできないという部分で、子どもさんをお預かりしながらの工事、施工ということですので、毎度毎度ですけれども、子どもさん、安全・安心で、親御さんの送り迎え等々のときに工事車両、工事関係者の皆さんにも注意をいただいて、先生方と協力して、スムーズに工事完成へ向けてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。この項は、以上で結構です。ありがとうございます。 それでは、整理番号83番に移らせていただきたいと思います。 整理番号83番、道路新設改良費ということで、この改良事業についてお伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 道路新設改良事業といたしましては、令和3年度におきまして、近鉄堅下駅・法善寺駅周辺地区バリアフリー工事負担金を予定しております。 近鉄堅下駅・法善寺駅のバリアフリー化事業につきましては、平成31年3月に策定した柏原市バリアフリー基本構想に基づき、現在、近畿日本鉄道株式会社にて詳細設計を行っており、令和3年度から令和4年度にかけて2か年でバリアフリー化の工事を行う予定となっております。 また、鉄道駅のバリアフリー化工事は鉄道事業者が施工いたしますが、工事費については、鉄道事業者、国、地元自治体が3分の1ずつ費用負担します。よって堅下駅・法善寺駅周辺地区バリアフリー工事負担金は、地元自治体として工事費の3分の1を負担金として予算計上するものでございます。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 では、それぞれの駅、堅下駅、法善寺駅のバリアフリー化工事中の駐輪場の利用についてはどのようになるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 バリアフリー化の工事に伴い、工事期間中は、堅下駅の東口及び西口駐輪場や法善寺駅東口駐輪場に影響があると聞いております。 現在、近畿日本鉄道株式会社と代替駐輪場や仮設出入口の設置、利用者に対する安全対策などについて調整を行っておりますが、工事期間中は混乱を招かないよう、案内表示を設置するなど、円滑な誘導を心がけ、安全に利用いただけるよう進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 昨日も至誠会の奥山議員から、そして、日頃より地元の大坪議員も大変気にかけていただいている案件かなと思っております。 近鉄堅下駅付近におきましては、多くの歩行者が踏切を利用されるということが予想されておりますので、大阪府に対して、府道も関係してくるということですので、踏切の改良工事を要望していただきますように引き続きお願いしたいと思います。 加えて、堅下駅の東側の線路沿い工事なんですけれども、線路沿いに駐輪場がありまして、ちょっと細い感じになっています。山手から駅に向かう人と、その駅周辺の人と、その駐輪場を利用する人と、かなり短時間、通学、通勤の時間帯、そんなにたくさんではないとは思うんですけれども、道幅が狭かったりする分、かなり交錯するかと思いますので、工事中の安全・安心管理体制はしっかりと整えていただけますように、こちらも気をつけていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。以上で結構です。 続きまして、整理番号84番に移らせていただきます。 整理番号84番は、上市法善寺線道路整備事業についてお伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 上市法善寺線は、大阪府が令和4年度内の完成を目指しております都市計画道路大県本郷線との接続交差点を含む優先整備区間150メートルにおいて道路整備を進めているところでございます。 令和3年度の事業内容といたしましては、大県本郷線の全面開通に合わせるため、道路用地の買収、道路整備工事などに取り組み、優先区間の早期完成を目指してまいりたいと考えております。 また、優先整備区間から南へ柏原東小学校前までの区間について、優先整備区間の完成後、速やかに取りかかれるよう詳細設計業務に着手し、順次、大阪府警本部などの関係機関と協議し、道路線形の決定を行い、用地交渉等を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 それでは、こちら次、パワーポイントをご参照ください。(資料を示す)資料9であります。都市政策課より頂いた、今月の広報にも載っていたものと同じであるかと思いますが、今、ちょうどここが近々開通予定ということで、これ工事していただいているところ。令和4年度にはここは全面開通されるということであります。 いつも毎回毎回議会でこの話になるんですけれども、もう端的に言いますと、ここが今、買収入っていただいていて、まだちょっと残っておられるのかなと思っていまして、実際非常に危険なんですね。ここのまず開通が始まると車の量も当然増えるし、令和4年のここ全面開通になったらもっと増えることが予想されます。ということは、ここは必ず令和4年度に完成していただきたいと思うんですけれども、そのあたりスケジュール感、どのようになっておりますでしょうかお伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 大県本郷線の完成と同じく、令和4年度内に優先区間については完成を目指してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 地権者の方がいらっしゃるということで非常に難しい問題でありますが、やっぱりこの区間がもう令和4年度に通過できるということになると、もうここもきちっとそこに合わせてしないと、やっぱり凸凹したりとかすると、パワーポイントでいうと下に行ったら、(資料を示す)柏原東小学校もありますので、通学路にもなっております。今でもやっぱりこのオガタ通り、堅下駅行くこっちのたまりとかで、結構、自転車の人がいたりだとか、小さな子どもさん、ランドセル背負っている方もたまっていてたりだとかしますので、非常に危険でありますので、そのあたり、なかなか交渉事、難しいかと思いますけれども頑張っていただいて、令和4年度には、きれいなスムーズな交通整理ができるように取り組んでいただきますように、よろしくお願いをしておきます。 以上です。 続きまして、整理番号85番、教育のほうに移らせていただきたいと思います。 教育委員会費といたしまして、小・中学校適正規模・適正配置審議会費についてお伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 少子化に伴う柏原市の将来を見据え、平成28年に柏原市立小・中学校適正規模・適正配置基本方針が策定されました。 これは、学校の小規模化によって生じる教育上や学校運営上の課題、また、まちづくりを総合的に勘案して、学識経験者や公共団体の代表、学校代表で、今後の市立小・中学校の在り方を検討したものでございます。 この基本方針は、社会情勢や人口推計の変化に注目しながら、おおむね5年ごとに見直すこととなっており、令和3年度に実施することといたしました。 審議会では、5年前に立てた方針を現状と照らし合わせながら見直し、今後の学校の適正規模・適正配置を検討してまいりたいと考えております。 ◆8番(山下亜緯子議員) 理解いたしました。 本年度が見直しの年ということでありますので、審議会のその進め方はどのように考えておられるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 平成28年度の方針に基づき、国分東小学校と国分小学校が令和2年度より統合いたしました。 今回の審議会では、まずその総括を基に、成果と課題を整理しながら現実的な方針の見直しを進めてまいります。 前回の審議会では、学校規模や通学条件などから適正規模・適正配置の基準を定めることから始め、耐震化や防災施設としての活用など、まちづくり全体のことも視野に入れながら13回の会議を開催した上で方針を決定いたしております。 今回は、その方針の見直しとなります。 この5年間の人口の推移や教育環境の変化などを視野に入れながら、第5次柏原市総合計画を基に、子どもの学習環境を整備できるよう年度内の方針策定を目指したいと考えております。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 今、教育監からありましたように、(資料を示す)これが柏原市小・中学校適正規模・適正配置基本方針ということで、平成28年に手元に頂いております。 この中でも、柏原中学校区のことに関して記載されているのが、施設一体型小中一貫教育校の設置を見据え、柏原中学校の建て替えを先行的に実施します。平成になっているんですが、平成37年度を目標年度とし、柏原中学校の敷地内に2小1中を統合した施設一体型小中一貫教育校を設置しますと、このように記載されております。 この件に関して、今の件に関して、こちらの(資料を示す)この間、暮れに頂いた教育委員会の点検評価報告書の中の教育総務課の評議員さんからの質疑の中で、小中一貫校ですが、もう一校造るのですねという質疑があったようです。その回答として担当課の回答になるんですけれども、適正規模・適正配置基本方針の中で、柏原中学校区に1つ、国分中学校区に1つの計画だったのですが、全小・中学校の耐震化が全て完了し、空調設備につきましても、中学校の普通教室は平成30年度末までに、また、小学校の普通教室にも令和元年度中に全校に設置されます。国庫補助金も受けておりますので、今後10年以上は現状の学校のままとなります。この計画がなくなるわけではありませんが、適正規模・適正配置基本方針見直しの中で再検討が必要となっている状況ですと、このようなヒアリングのやり取りがあったわけであります。 5年がたつと本当に環境というものはがらりと変わっておりまして、今、改めて見ますとびっくりしている状況でありますが、このがらりと変わった状況をしっかりと、改めてもう一度整理していただいて、この審議会で検討し直していって、きちんとした方針を立てていただきたいと思います。そして、できるだけスムーズに立てていただけるよう、スムーズな審議会の運営をしていただけますように祈っておきます。 以上です。ありがとうございます。 続きまして、整理番号86番、同じく教育で、オンライン教育推進事業についてお伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 オンライン教育推進事業につきましては、これまで教育総務費の中の事務局費と小学校費及び中学校費の中の教育振興費に位置づけられていた事業を、ICT教育関連として一まとめにしたものでございます。 GIGAスクール構想の実現による1人1台のタブレットパソコンをはじめとする周辺機器やネットワークの整備が、本市においては令和2年度中に完了する見込みです。 教育委員会といたしましては、令和3年度は、それらを用いて今求められている新しい教育活動を円滑に進め、教育の成果を上げることが重要であると考えており、本事業は、その実現に向けた関連の事業でございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 それでは、導入されたその機器などについての具体的な活用を教えてください。 ◎岡本泰典教育監 新しい教育活動の実現のためには、教員や子どもたちが整備された機器をいかに有効に活用するのかが大きなテーマであり、それらを文房具のように、日常的な学習ツールとして使える環境が大切だと考えております。 例えばの話でございますが、導入しました機器を用いて授業でのグループの話合い活動において、これまでは、1枚の模造紙やホワイトボードにお互いの意見を書き込みながら作業していたというような状況が、今回導入します授業支援ソフトや大型提示装置を活用することにより、各自がタブレットパソコンの画面上にそれぞれ同時に意見を書き込み、1枚のシートとして仕上げることができます。また、それを保存して後日利用することや、同じ授業時間内に瞬時に他のグループや全体と共有するということも可能になります。これらにより、限られた授業時間内で効率よく授業を進めてまいります。 導入したオンライン学習教材では、これまで紙に印刷された共通の課題プリントを全員で一斉に取り組んでおりましたが、教員が指示する時間においては、各自がタブレットパソコンの画面にそれぞれの学習進度に応じた課題を自ら呼び出し、何度でも繰り返し取り組むことができるようになります。 また、クラウドを利用したオンラインにより、学校と家庭とで課題のやり取りや意思の確認等もできるようになります。これにつきましては、今のところ、感染症等による臨時休業中での活用を想定しておりますが、今後、家庭学習での活用についても研究し、実現に向けて検討してまいりたいと考えております。 このように、学習の形態は大きくさま変わりすることが予想されますが、ICTの専門家ではない教員がその全てを受け持つことは困難です。 そこで、令和2年度に引き続きICT支援員を配置し、併せて大阪教育大学と連携して、機器の扱いに堪能な学生をICT補助支援員として派遣することにより、授業での機器の動作サポートをはじめ、教材作りの補助や効果的な活用のための研修等を通して、教員の指導を下支えし、新しい学習形態へのスムーズな移行を図りたいと考えているところでございます。
    ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 これも昨日、他会派の質疑にもあったんですけれども、今、文房具のように使いこなせれたらなということで、教育監のほうから、これからしっかりと検討して、研究して、活用に向けて取り組んでいきたいということを頑張っていただけたらなと思います。 従来どおりの、昨日の質疑の中にもありましたように、決して従来の指導方法が適切ではなかったというわけではなく、やはり従来の指導方法も含めて、このデジタルをどのように活用していくのかということが大事なのかなと思っております。 そういったことも、2月20日過ぎぐらいに、このデジタル教科書の文科省有識者会議の中間まとめ案の要旨にもきちんと記載されておりまして、今後、デジタル教科書、ICTを含めて進んでいく中で、紙ベースとデジタルをどのように有効活用していくか、いろんなパターンがあるから、きっちりと検討して、各教育委員会で決めていってくださいということではありました。 加えて、次の小学校の教科書の改訂時期である2024年度、これをデジタル教科書を本格的に導入する最初の契機と捉えているというような、この要旨のまとめの中にも記載がされておりますので、2024年なんで、じっくりと試行錯誤していただいて、適切に子どもさんに学びの場を提供できるようにしていただきたいと思います。 いろんなデジタルについては賛否両論あるかと思います。私たちの会派でも2人いますけれども、2人ともいろんなことを言っておりますので、教育委員会として、どの子どもさんたちにも平等に教育がなされるように、うまく活用していただけるように願っております。 以上です。 続きまして、同じく教育なんですけれども、整理番号87番、小学校費、小学校保健対策事業についてでありますが、議長、整理番号89の中学校保健対策事業も同趣旨ですので、併せて質疑させていただいてよろしいでしょうか。 ○峯弘之副議長 はい、許可します。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 それでは、改めまして、87番の小学校保健対策事業と89番の中学校の保健対策事業内容についてお伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 この保健対策事業につきましては、市内小・中学校の児童生徒及び教職員の健康保持増進を図るため、定期健康診断をはじめとする各種検査を実施したり、児童生徒の安心で安全な教育活動を保障するために、介助員や給食配膳員を配置したり、保健を中心とした対策に寄与するものでございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) この事業の当初予算にスクールサポートスタッフの計上の記載がありませんが、4月からスクールサポートスタッフの活用はないのでしょうか、お伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 スクールサポートスタッフは、平成31年3月文部科学省通知の学校における働き方改革に関する取組の徹底についての中で示されている環境整備の一つでございます。 教育委員会といたしましては、教員の勤務実態の正確な把握に努めながら、新型コロナウイルス感染が収束した後も継続した適切な配置ができるよう、学校とも連携を取り、令和3年6月議会において議案を提出する予定で準備を進めてまいりました。 学校といたしましても、新しい生活習慣が定着してきたこともあり、一定の合意形成を図ることもできておりました。 しかし、年が明けまして2度目の緊急事態宣言も出される中、学校からも継続配置を望む強い要望も上がってまいりました。 教育委員会といたしましては、教員が本来の業務に専念できるよう、現状のスクールサポートスタッフの配置を延長することについて、現在、関係部局と調整をしているところでございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございました。担当課の考え方というのは理解いたしました。 なぜ確認させていただいたかといいますと、ちょっとここでお時間を取らせていただきたいんですが、今現状まだ新型コロナウイルス感染症が収束していないということで、新型コロナウイルス感染防止対策として、以前予算取りをして行われた予算項目は、骨格予算であるとはいえ、私自身、会派といたしましては、外してはいけないんじゃないかなと思っております。 答弁の中にも、スクールサポートスタッフは、平成31年3月文部科学省通知の学校における働き方改革に関する取組の徹底についての中で示されている環境整備の一つであるということを、教育監がおっしゃっていただきました。 新型コロナ感染症の発生する前だと、この従来の趣旨というのは理解しております。今でもそうだと思うんです、趣旨としては。 しかし、新型コロナウイルスが発生し、感染拡大となり、この感染拡大を防止するための学校現場においてスクールサポートスタッフの活用が可能となり、それまで活用していなかったスクールサポートスタッフを、臨時交付金の充当をすることで柏原市では、令和2年第3回の定例会において、小学校保健対策事業ということでスクールサポートスタッフ報酬9人の分と、小学校で、中学校でスクールサポートスタッフ6名の分の予算計上、令和2年第3回の補正予算で上げられております。 これに対して、至誠会の代表質疑で、大坪議員が本会議場で質疑をされました。 ちょっとくどくなるんですけれども、これの内容について大坪議員が問われたところ、教育監の答弁になりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、令和2年3月2日より学校に対する臨時休業要請がございました。それにより休業措置を行うことになりましたのはご承知のとおりだと思っております。 本市におきましては、5月下旬から分散登校を実施し、本格的な学校再開に向けて準備を進めてまいりました。ウイルスに関する知見も治療方法も確立されていない中、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、教職員が日常的に接触の頻度が高い扉でありますとか、蛇口などの消毒作業を、これまでの日常の業務に加えて、放課後などに行うことで負担が増大しているところでございます。6月以降の教員の時間外労働時間は急激に増える状況が続いております。 新型コロナウイルス感染症により教員の負担となっている消毒や清掃業務を、地域の方に担っていただくことで、教員の本来の業務に従事する体制を整えるため、文部科学省の事業である、学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障のメニューの一つでございますスクールサポートスタッフの追加配置を活用したいと考えております。 国、府からの補助金は2分の1でございますが、市費負担分は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当いたしますので、市の実質負担はないところでございますという答弁がありまして、それ以降、二、三質疑のやり取り、これに関してされております。 最後に、大坪議員の締めの言葉といたしまして、来年度、新型コロナウイルス感染症がどういう状況になるのか分かりませんけれども、大切な子どもたち、また教育現場で新型コロナ感染者を出さないような取組を続けていただきたいな、このように思いますのでというような言葉がありました。 今、議事録を読ませていただいたんですけれども、現実的に当初予算にちょっと記載がなかったということで、先ほどの答弁には、6月で提案を予定していたけれども、ちょっと関係部局で再度調整をかけているということです。 今の現状のまま行ってしまうと、4月、5月、6月の間にスクールサポートスタッフが学校現場からいなくなるというのが現実です。子どもさんも、児童が、スクールサポートスタッフさんが、その扉の消毒をしていただいていたりだとか、お手洗いの清掃、そういったものを一生懸命してくださっていることを現実、目の当たりにしているんです。消毒いつもしてくれているねとかということを、やっぱり保護者の方にも話していたら、保護者はやっぱりそれだけでも安心になっておりまして、今も言いましたように、そのスクールサポートスタッフさん、扉の消毒、蛇口の消毒、加えて一番衛生を保たないといけないお手洗いの清掃を徹していただいていた。このスクールサポートスタッフさんが、そういった消毒であったり、清掃関係、そのほかにもやっていただいていることあるかと思うんですが、感染症対策を徹底していただいていたことによって、学校、管内でもコロナの感染であったり、今年はその他の病気、感染症も発症しにくくなっている、学校の安心・安全が保たれているのかなと思っております。 4月、5月、6月に、そのスクールサポートスタッフさんがいなくなるという、一番心配なのは4月です。4月は新しく学期が始まって、幼稚園から新しい1年生として新入生が入る。中学校に関しては、6年生から中1ということで、ある程度、学校環境には慣れているかと思いますが、やっぱりその新しい新学期を迎える。当然クラスも変わるわけでありますし、ましてや、先生方の異動も加えて行われるだろうと想定しております。 そういった中で、今までスクールサポートスタッフさんに頼っていたと言ったら失礼ですけれども、共に一緒に清掃活動、消毒活動をしていた。そういう段取りを踏んでいて、しっかりやっていたものが、突然、新学期になってなくなるというのは、非常に不安、心配であると思います。 ここで、文科省の衛生管理マニュアルというのがありまして、文科省は学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式ということで、これバージョン5になるんですけれども、12月3日に恐らく手元に届いているかと思います。 この中で、文科省が、持続的に児童生徒等の教育を受ける権利を保障していくため、学校における感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減した上で学校運営を継続していく必要がありますという文言を記載していただいております。設置者及び学校の役割として、学校の役割の中で新しい生活様式を実践するためには、児童生徒等への指導のみならず、朝の検温、給食時間や休み時間、登下校時の児童生徒などの行動の見守りなど、スクールサポートスタッフや地域学校協働本部による支援等、地域の協力を得ながら学校全体として取り組む必要があると、こういった記載がマニュアルの中にあります。文科省のこのマニュアルでも、スクールサポートスタッフというのも推奨されております。 いろいろしつこく言いましたけれども、ここで教育委員会のほうにこれだけすごく厳しい口調で言っても、やはり予算を執行すること、そういったことも考慮しないといけないと思いますので、予算権者として、私の嫌みを市長、どのように捉えていただいたのか、ご答弁いただけますでしょうか。 ◎冨宅正浩市長 学校現場におきましては、卒業式や入学式を控えまして、新型コロナウイルス感染症対策、これで引き続き大変な状況にあることは、私も十分に理解をしております。 コロナ禍の状況は依然として予断を許さない状況であり、児童生徒の安全・安心な環境づくりが、今何よりも大切なことであります。 限られた予算ではありますが、必要なところにはしっかりと配分していきたいと考えておりまして、教育長と十分に協議していきたいと考えております。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。この項は、以上で締めくくらせていただきたいと思います。ありがとうございます。 続きまして、整理番号88番、小学校就学援助費について、こちらも中学校就学援助費と同趣旨でありますので、議長、併せて質疑させていただいてよろしいでしょうか。 ○峯弘之副議長 はい、許可します。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 では、小学校就学援助費と90番の中学校就学援助費についてお伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 柏原市では、小学校の入学準備金の就学援助を9月に支給しておりましたが、令和2年度より3月に支給することといたしました。 そのため、令和2年度予算におきましては、令和元年度分と2年度分の2年分の入学準備金を予算計上する必要がございました。 令和3年度以降は、入学準備金1年分で対応できるため、令和3年度予算につきましては、入学準備金1年分を余分に計上する必要がなくなり、結果として減額となったものでございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 では、新型コロナによる影響をどのように考えておられますでしょうか。 ◎岡本泰典教育監 例年は、年度当初の応募締切りを5月の連休明けに設定しておりますが、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、5月末日を締切りとして募集いたしました。 一旦締め切りましたが、その後も新型コロナウイルス感染拡大による影響で、追加の応募が相次ぎました。 教育委員会といたしましては、令和3年度は、例年より申請者が増加することを想定いたしまして、昨年度より認定数を多めに見込んで予算計上しているところでございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 コロナがまだまだ長期化しているという状況でありますので、さらに経済的に落ち込んでいったり、何か影響が増えていくという可能性もありますので、ぜひとも保護者さんの経済的支援と就学援助という形で柔軟に対応していただきますようにお願いしたいと思います。 以上で結構です。 続きまして、整理番号91番に移らせていただきます。 91番は、令和3年度柏原市水道事業会計予算について、水道管の更新についてお伺いいたします。 ◎瀬田友之上下水道部長 令和3年度の水道管路に関する取組といたしましては、水道事業ビジョンに基づき、基幹管路や重要給水施設につながる管路等を優先し、延長約3.5キロメートルを更新する予定であります。 これにより、全管路延長約256キロメートルのうち約115キロメートル、率にしますと、前年度から約1.4%上昇し、約45%が耐震に適合化する管路となります。 一方、法定耐用年数を経過した老朽管につきましては、令和元年度末時点において、全延長の約41%となっており、この割合は当面増加する傾向にあります。 また、漏水等による修繕は、水道本管と給水管等を合わせますと年間約450件に上っており、これらのことから、令和3年度の建設改良費は、前年度と比較して約17%増とした予算としております。 先日の漏水が発生した雁多尾畑地区の管路につきましては、令和4年度当初に工事着手できるよう、令和3年度内で更新工事の設計や発注準備を進め、円滑に老朽管の更新が図れるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 水道事業については、平成31年度に作成されました水道事業ビジョンに基づいて事業を進めていただいていると承知しており、担当部局の職員さんには、日々懸命に業務に取り組んでいただいていること、ありがとうございます。 しかしながら、つい先日も市内の一部地域において断水が発生したという情報がホームページにも出ておりました。水道事業ビジョンでは、安全で安心な水道水の安定的な供給に努めると市長も言われておりまして、職員さんの皆さんが頑張っていただいていること、承知しておりますが、現状としては、今回のように断水や漏水が起こり、市民の生活に影響を及ぼしているのもちょっと事実なのかなというふうに思っております。 それで、答弁いただきました管路の更新以外で、何か水道水を安定的に供給するために取り組んでおられることはありますでしょうか、お伺いをいたします。 ◎瀬田友之上下水道部長 管路更新以外の取組では、水道管本管や給水管の漏水調査を行っており、市域を柏原地区と国分地区の2地区に分けて、隔年で調査しております。 また、令和3年度につきましては、この漏水調査に加えまして、水管橋やバルブなどの設備の点検業務も追加し、管路の状態を把握する取組を強化してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) 了解いたしました。 老朽管が年々増加するとのことで、令和3年度の建設改良費の予算も17%ほど増やして水道管の更新を進め、そして、維持管理も強化されるということで、安心しております。水道担当者の職員さんには、土日、そしてまた昼夜を問わず、漏水事故が発生した際には迅速に対応をしていただいており、市民の方からも感謝の声を聞いております。 ただ少し心配なことは、答弁いただいたように、更新費用を増加して更新事業に対応していただける反面、水道事業ビジョンでは、水の需要が減少し、収益が下がり、財政の見通しも厳しくなると想定されていますので、今後はより一層、経費の節減、また収益の向上に取り組んでいただきますようにお願いをいたします。ありがとうございます。 以上で、整理番号91番につきまして、終わらせていただきます。 続きまして、整理番号92番、公の施設、自転車駐車場及び自動車駐車場の指定管理の指定についてお伺いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 柏原市自転車駐車場及び柏原市自動車駐車場につきましては、現在、公益社団法人シルバー人材センターとなっておりますが、令和3年3月31日をもって指定管理期間が満了します。令和3年4月以降も新たな指定管理者を選定する必要があることから、柏原市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第2条の規定に基づき、公募をいたしました。 その結果、2団体から応募があり、同条例第4条の選定基準に基づき、学識経験者や市職員から成る指定管理者選定委員会において、利用者に対する貢献度や合理性、安定性、その他様々な観点から審査が行われ、優先候補者として、株式会社駐輪サービスが選定されました。 以上です。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 今回、その公の施設は20か所の駐輪場と駐車場ということであります。 昨日からも全ての会派が質疑をされておりまして、指定管理者選定委員会はどのような形で行われたのかだとか、駐輪サービスになることで利用者にとっての影響であるとか、市内の高齢者の雇用、以前はシルバーさんだったということで、促進という内容についてはどうなのかという、いろんな質疑がなされました。その答弁を聞いて、ある一定理解はしております。 また、委員会付託にもなっておりますので、委員会の中での質疑を注視していきたいと思います。 以上で終わります。 続きまして、整理番号93番、工事請負契約の変更について、内容についてお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 工事請負契約を変更した理由をまず述べさせていただきます。 まず1つ目の理由でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響で、小学校の夏休み期間が短くなり、本来必要でなかった時期に学校給食が提供されることとなったため、隣接する柏原小学校の給食の搬入ルートを遮断して実施する予定であった工事が変更することになり、急遽、搬入ルートを確保する必要が生じました。それに伴う仮設デッキと仮設スロープを追加で設置することになりました。さらに、この仮設に伴いまして、体育館開放で使用しております出入口も追加で変更する必要がございまして、これに伴う仮設の屋根も追加で設置いたしました。 もう一つは本体建築工事に関わるもので、掘削する中で、想定していなかった過去の建築物の基礎や土間コンクリート等の残骸、いわゆる地中障害物が出てまいりましたので、これの撤去を行いました。 また、建物基礎工事におきまして、道路の際を掘削する必要があり、道路の崩壊を防ぐための土留めの施工を行ったところ、想定より地下水位が高く、当初予定していた工法では施工が困難で、止水も必要となったもので、工事工法を変更して価格が上がったということになっております。 ◆8番(山下亜緯子議員) それでは、その新型コロナウイルス対策による変更は理解をいたしましたが、地中障害物などは設計段階では分からないものなのか、お伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 一般的にボーリング調査による地質調査は行いますが、設計時に地中障害物の有無を全て把握することは難しく、工事を進める中で、その都度確認をしております。 したがいまして、このような想定外の状況が発生した場合は、その事象に対して、市が改めて設計を行い、算出した金額に入札時の落札率を掛けて変更金額を算出いたします。そして、得られた変更金額を市から施工業者に提示いたしまして、双方協議の上、金額を決定いたしまして、契約を変更するという運びとなります。 ◆8番(山下亜緯子議員) 分かりました。 では、その変更により、それぞれざくっとで結構ですので、どの程度の経費がかかったのか、内訳をお願いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 新型コロナウイルス感染症の影響による増額が365万2,000円、地中障害物等による不測の内容による増額が1,225万9,000円でございます。これらの増額に対しまして、工事を進めていく中での全般的な仕様の変更等によりまして707万2,000円を減額できましたので、この差引き883万9,000円を今回増額することとなったものでございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 算出した金額に、先ほどの1個前の答弁で、入札時の落札率を掛けて金額を割り出して施工業者さんと協議を行って決めていくということであります。 本当に今回、その不測の事態の部分の金額が非常に大きくて、下水道工事の変更金額並みなのかなというような感覚に捉えてはいてるんですけれども、加えて、全体的な金額がちょっと増えちゃったから見直すところはないかということで仕様の変更分で707万2,000円ということで、それも変更可能だった、影響はないのかとか、ちょっといろんなこと心配することはあるんですけれども、本会議ということで、そんなに細かいことまでは聞かないようにはしておきます。委員会の中で質疑がなされるかなとは思います。 それと、予算の範囲内でということでありましたので、これ最初の入札のときから、ちょっと1回目不調で、2回目入札要件を緩和して、2回目で施工していただいている三栄建設さんが落札していただいたということで、これほどの大きな変更金額にも耐え得る業者さんであってよかったかなと思っております。すぐに対応していただけたからこそ、こども園の開始にも間に合って、スムーズにそのあたり工事云々かんぬんがいっているのかなとも思っておりますので、金額詳細につきましては置いておきまして、またいろいろ委員会のほうを聞いていきたいなと思いますので、よろしくお願いしておきたいと思います。 以上です。 続きまして、整理番号94番、令和2年度柏原市一般会計補正予算の商工費の部分で、商工業振興費、地域活性化商品券事業についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 地域活性化商品券事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う地域経済への影響に鑑み、市内で使用できる商品券をお配りすることで、市民生活における家計を支援することと、地域での消費を喚起し、地域経済の振興に寄与することを目的として実施するものでございます。 商品券の配布対象者は、市で設定します基準日に住民登録のある方全員で、お一人当たり3,000円分の商品券を配送させていただきます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 お一人当たり3,000円の商品券をお配りいただけるということで、非常に個人的にうれしく思っておりまして、さきの会派もありましたけれども、なかなか前回のキャッシュレスは、ちょっと私も利用できなかったので、今度こそはと思って、待ちわびておりますので、着実に皆さんのところに届けていただくように、それと使用していただける、そういう喚起、周知徹底していただきますように、よろしくお願いしておきます。 以上です。 それでは、あと2つですけれども、整理番号95番、小学校施設整備事業についてでありますが、議長、こちらも次の96番、中学校施設整備事業と同趣旨ですので、併せてよろしいでしょうか。 ○峯弘之副議長 はい、許可します。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 それでは、小学校施設整備事業と中学校施設整備事業についてお伺いをいたします。 ◎福島潔教育部長 小学校及び中学校のトイレの洋式便器化、これについてお尋ねをいただいております。 教育委員会といたしましては、耐震化工事などの際に、各トイレに1か所の洋式便器が設置できるよう取組を進めてまいりました。 令和2年度は、柏原小学校、柏原東小学校、柏原中学校のトイレに洋式便器の設置工事を実施しており、全市立小学校・中学校において、通常、児童生徒が使用いたしますトイレにつきまして、1か所以上の洋式便器の設置が完了いたします。 今回の補正予算におきまして、堅下北小学校、玉手小学校、堅下北中学校及び玉手中学校の4校への設置を計画しております。 今後につきましては、令和2年度で策定しております学校施設長寿命化計画などを参考として、学校とも十分に協議をし、学校が要望する100%の洋式便器の設置を進めていきたい、このように考えております。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 お手洗いの洋式化を進めていただけるということで、ここで小林製薬株式会社さんが、2020年、去年の9月7日から10月3日の間に、大阪府下の小学校教諭の方々にウェブでアンケートをされた内容がありまして、何のアンケートかといいますと、このコロナ禍において児童のトイレ使用にあなたは不安を感じますか、先生方は不安を感じますかというアンケートなんですけれども、先生方の回答として、「非常に感じる」「やや感じる」と答えられた方が54.4と、半数を占めているわけであります。じゃその先生方がどのようなことを不安に感じられているのかといいますと、トイレの中のレバーや便器に多くの児童が触れることであったり、蛇口のレバーに多くの児童が触れることを心配されているそうです。 また違うアンケートで、では、その使っているお手洗いの掃除は誰がしていますかということでアンケートを取ったところ、新型コロナの前は子どもがというのが大半の数字を表しています。新型コロナの休業明けはほとんど先生がやっていると、生徒にはさせないということ。現在はどうかといったら、ちょっと段階的に、もちろんお掃除も教育の一環として考えておられますので、ちょっとずつ生徒と共にやり始めているけれども、やっぱり不安だ、トイレ掃除を子どもたちにさせるのは不安だということであります。 やっぱりトイレ、いっぱい跳ねたりしますし、菌がたくさんありますので、それは子どもさん、何の気なしに触ったり、お掃除するときにもそうですし、掃除用具に関してもやっぱり心配たくさんされております。 今回そういったおトイレを洋式化していただく、洋式化を進めていただくというのは、大変、洋式化というだけでは向上率とか、最近の生活様式を考えますと喜ばしいことでありますので、答弁の中にもありましたように、長寿命化とともに方針をしっかりと考慮していただき、取組を進めていただきたい。 また、昨日、奥山議員から乾式化の話もありましたので、一緒に併せて検討もしていただきたいなとは思うんですけれども、おトイレの和式から洋式になるというのは、子どもさんがお掃除をするということを単純に考えますと、和式はデッキで、私も子どものとき覚えているんですけれども、ばあっとやって、わあっとやって、わあで済ましたら駄目なんですけれども、済ませてしまうような、先生にちゃんとしいやと怒られて、当時だったら水をばあって、そんな感じもあったんですけれども、やっぱり洋式化になるにつれて複雑な構造じゃないですか。幾ら学校の仕様といえども。ましてや今回、聞きましたら、新型コロナという影響で、洋式でも蓋つきの洋式便器を推奨されているということで、今回その洋式化のトイレを施工されるに当たっても、蓋つきの洋式便器を採用していく方針だということもちょっと聞いておりますので、そういった中で子どもさんが将来的にお掃除をしていく、もちろん先生方と一緒にしていくという部分においても、いま一度、改めてそのお掃除の仕方というのを考え直す、生徒さんと一緒に、子どもさんと一緒にやり方を丁重に考えていかないと、今、新型コロナウイルスばかりですけれども、ちょっと前はノロウイルスであったりだとか、そういうのが、あそこの学校ではやっているよというふうにやっぱりなってしまいますので、そういったことも、できるだけ極力控えられるように、まずはお手洗いのお掃除の指導の徹底、また先生方、時にはスクールサポートさんとか、そういったことも踏まえて、きれいな場所にしていきたいな、いっていただきたいなと思っております。 学校でおトイレできなくてしんどいよという子もたくさんいます。臭いもそうですし、便座の今度洋式化が進むに当たって座ってしないといけませんので、それが嫌だという子はとことん我慢しますので、子どもさんは、なので、そういうことをできるだけ控えて、いい生活環境で衛生的にも教育的にもトータルして学校教育ということを踏まえて、きちんと進めていただけたらなと思いますので、改めて清掃の再度構築体制を強化していただきたいと思います。 洋式化に連なって、そのことを独り言でお話をさせていただきましたので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、最後になりました。 整理番号97番、市立柏原病院の件でありますが、補正予算(第5号)についてであります。 業務の予定量を見ると、今年度は新型コロナウイルス感染症の流行により外来患者数が減っていますが、今年度当初予算の編成時と比較して、どの程度の減少となっているのかお伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 今年度の延べ外来患者数を、年度当初には9万8,406人としていたものを、今回は8万2,699人としており、当初予算の編成時に比べまして1万5,707人減少することを見込んでいます。 減少の主な要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、病院の受診控えが進んだこと、また、国民の間に3密の回避、マスク着用、手指衛生の徹底と咳エチケットの励行などの新しい生活様式が広く定着したことにより、感染症対策が十分になされていることが影響しているものと考えております。 以上でございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) 外来患者数が減少していることについては理解をいたしました。 令和2年度、ここまでの柏原病院の新型コロナウイルス感染症の外来患者さんへの対応についてお伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 当院では、感染症対策として、発熱症状のある患者さんを対象とした発熱外来を開設し、平日につきましては、病院敷地内に設置しました発熱外来ユニットでの診察及び検査検体の採取を行っています。 また、感染拡大防止の観点から、院内出入口を正面玄関の一つとし、来院される方々には院内でのマスク着用を義務づけるとともに、手指消毒の協力を求め、また、サーモグラフィーカメラによる体温チェックなど体調確認もさせていただいております。 確認の結果、新型コロナウイルス感染症の疑いがあると判断される患者さんにつきましては、発熱外来での診察を行っております。 また、これらの取組により、一般の患者さんが発熱症状のある患者さんとの接触を防ぐことが可能となりますので、市民の皆さんにも安心して来院いただける体制の構築に努めておるところでございます。 以上でございます。 ◆8番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 外来患者数は減少しているということでしたが、感染防止対策をしっかり講じていていただいているということを確認しました。 病院スタッフの皆さんは、連日大変なご苦労をされていると思いますが、会派を代表して御礼を申し上げたいと思います。厳しい現状がまだしばらく続くと思いますが、引き続き丁重な対応、そして親切な対応など、患者さんに寄り添う医療に徹してほしいと思っております。 また、具体的な内容につきましては、うちの会派からは田中議員が委員会に所属しておりますので、そこでしっかりと議論させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で会派代表質疑を終わります。ご協力ありがとうございました。 ○峯弘之副議長 以上で、自由民主党政新会代表者の質疑を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時20分 △再開 午後2時50分 ○中村保治議長 これより本会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、議案に対する質疑を行います。 山本修広議員、登壇願います。     〔4番 山本修広議員 登壇〕(拍手) ◆4番(山本修広議員) 皆様、こんにちは。4番議員の山本修広でございます。議長のお許しをいただき、令和3年第1回市議会定例会におきまして、議案に対する質疑をさせていただきます。この機会を与えていただきました各議員に厚く御礼申し上げます。また、配信を通してご覧いただいている市民の皆様にも厚く御礼を申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染症の影響は、とうとうこの1年を通じて甚大な影響を日本に与え続けてまいりました。お亡くなりになった皆様にはお悔やみ申し上げるとともに、一日でも早く日常が戻ることを願ってやみません。 2月28日で大阪府の緊急事態宣言も解除となりましたが、またいつ第4波が来るかもしれません。そのときに備えて日頃からウィズコロナの生活を構築していく必要があり、市としても万全の体制を備える必要があるかと感じております。このたび再当選されました市長におかれましても、ウィズコロナ、アフターコロナの対策をしっかりと取っていただけますようお願い申し上げます。 さて、この旧庁舎で質疑にて登壇させていただくのも今回が最後となります。この定例会におきましても、一つでも市民の皆様の声が市政に反映されるよう、議案に対する質疑をさせていただきます。 それでは、質疑に移らせていただきます。 整理番号98、専決第1号専決処分報告について。令和2年度柏原市一般会計補正予算(第12号)、款4衛生費 項1保健衛生費 目2予防費、新型コロナウイルスワクチン接種事業の概要についてですが、内容に関しては、さきの他会派の答弁で理解いたしました。改めて重なる部分もあるかと思いますけれども、市民への周知方法についてどのように予定されているのか、確認のため、再度ご答弁お願い申し上げます。 以降の質疑に関しては質問者席から行わせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎田中徹健康福祉部理事 市民への周知方法につきましては、まず、ワクチン接種対象の方々に予診票、接種医療機関等の一覧表、接種についての注意事項等の説明文書を同封した2回分の接種券を郵送し、ワクチン接種に向けて準備していただくよう周知いたします。 接種の開始時期につきましては、ワクチンの供給量により、現時点ではまだ見込めない状況でございますが、決まりましたら屋外防災スピーカーからの放送、広報車による周知を行うとともに、市ホームページやフェイスブック、自治会回覧、ポスター掲示、チラシ配布などにより接種を啓発してまいります。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。ありがとうございます。 ただ、そのような周知をしていただくというわけですけれども、いつ入ってくるかも今のところまだ未定ということで、非常に現場としても困るのかなというところで理解をしております。 さきの他会派からも答弁でもございましたが、このワクチン接種については、まとめますと、現状、ワクチンの供給が不明確なため接種時期が確定できないということです。ディープフリーザーについては、2月10日に1台入荷して、オアシスに設置されているということ。3月2台、5月1台、自身の医院でも購入されたものを含めると、柏原市では6台あるということです。 次が、接種体制については、現時点で19か所での診療所での個別接種とオアシスでの集団接種を予定されている。 次が、1週間で、個別接種で約3,500人から3,800人、集団接種で200人から500人、合計で週で4,000人程度を見込んでおられるということでお伺いしました。 また、接種の順番、これは国からもアナウンスされているとおり65歳以上の高齢者を優先、次は基礎疾患のある方、高齢者施設などの従事者、60から64の方、次に、それ以外の順番となるということです。 次がアナフィラキシーショックに対しても待機場所を確保するとともに消防組合や柏原病院に協力を仰いでおられるということ。また、市内の16歳以上の市民5万8,000人を対象として接種率目標を90%とするということ。集団接種のシミュレーションも予定されておられる。問合せ等、集団接種の申込みについてはコールセンター10台とオアシス8台で電話を用意して問合せ等に対応される。また、訪問接種については、今のところはまだ検討しているというような情報をいただいております。非常に綿密な体制を取られていると感じております。 私からは、それに加えて、受けられる方の情報、1回目でどのような反応が出たか、アナフィラキシーショックが出たかなどの副反応があったかどうかというのを追いかけないといけないということが国のほうからも言われておりますけれども、ワクチン接種したかどうか、こういった把握というのはどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ◎田中徹健康福祉部理事 各市町村には、予防接種台帳が用意されておりまして、今回、このワクチンが接種された後、接種券が貼りつけられました予診票を基に予防接種台帳にデータを入力し、この予防接種台帳で把握をいたします。 なお、データの作成は業務委託し、接種データの反映は最短で約1か月、最長で約2か月後となります。 以上です。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。 副反応が出たかどうかはその場で分かるとしても、それでも後から蕁麻疹とか出るとか、そういったことも言われていますので、それがデータとして反映されるのは1か月か2か月かかるということで理解しました。 日々の報道でもワクチンについては様々な報道がなされておりますが、正確な情報というのは、やはり接種体制を取る自治体、うちであれば柏原市が把握されると思います。今回の接種については、やはりちょっと任意という部分があるので、かたくなにまだ打たないと言われる方もおられると思います。5万8,000人のうち90%を目指すというこの計画ですが、お聞きしたところ、令和2年度の高齢者のインフルエンザの接種率が72%ということでお伺いしておりますが、となれば、90%の達成というのは、ちょっと厳しいのではないかなと。それを達成するためにどうしていくのかということが、今後の検討の課題ではあるかなと感じております。 また、ある報道では、この接種率を上げるために景品を用意している市もあるということで、受けていただいたら商店街で使える金券など、そういった景品を用意されている市もニュースでお見かけいたしました。 このようなワクチンというのは、出始めではあるので仕方もないんですが、半年もすれば十分な治験に匹敵するようなデータが集まってくると思われます。そうなれば、今のインフルエンザワクチンと同様に安全なものという認識が広まっていると信じてはおります。広報等で正確な情報を常に発信していただき、しっかり啓発を行い、市民に誤解を与えないような接種情報を提供していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号99、議案第1号 令和3年度柏原市一般会計予算、第1条、歳入歳出予算について、骨格予算である予算が約260億円となった理由と経緯についてお伺いいたします。 ◎福井浩財務部長 予算が約260億円の規模となった理由でございますが、まず、投資的経費を除いた通常必要となる本市の予算額は、経常的経費の増加により、現状では約240億円となっております。そこに中学校体育館への空調設置工事などの継続事業を含む、当初から予算化が必要となる投資的経費が約16億5,000万円、また、新型コロナウイルスワクチンの接種に係る事業費として約3億5,000万円、これらを計上したことから、全体で約260億円の予算規模となったものでございます。 ◆4番(山本修広議員) ありがとうございます。 前年度は当初予算で280億円ということで、新庁舎の影響が大きいのかなとも感じておりますけれども、これ骨格予算ということで、6月には新規事業、政策的経費等を含んだ補正予算が提出されると思うのですが、このあたり、この新しい総予算額、どの程度まで見込まれているのかお伺いいたします。 ◎福井浩財務部長 現在、令和3年度の実施計画のうち、6月補正の対象事業、これについては約7億円を予定しております。 ◆4番(山本修広議員) ありがとうございます。 では、また別の視点で、財政調整基金の残高についてお伺いいたします。 標準財政規模の10%が適正水準と言われていますが、財政調整基金、この4年間の推移を教えてください。 ◎福井浩財務部長 過去4年間の財政調整基金の残高についてでございますが、平成28年度末、これでは16億8,000万円で、標準財政規模に対する割合は11.4%でございます。その後、平成29年度に1億円、平成30年度に3億円、令和元年度におきましても3億円をそれぞれ積み立てました。この間、庁舎施設整備事業へ約1億3,000万円の取崩しを行っております。これにより、令和元年度末の現在高は22億5,000万円、標準財政規模に対する割合は15.1%となっており、適正水準は確保できております。 なお、令和2年度につきましては、令和元年度の決算剰余金から1億円を積み立てております。 以上です。 ◆4番(山本修広議員) 理解いたしました。 財政調整基金も順調に積み立てられておられるということで、適正水準も確保できているということで理解いたしました。 投資的経費や新型コロナウイルス感染症の影響で予算が260億円になったということも理解はさせていただきました。これから6月議会までに、7億円という予算をどのように精査されるかですけれども、適正な事業とウィズコロナに寄り添った事業に取り組まれますよう、お願いをしておきます。 続きまして、整理番号100、議案第1号 令和3年度柏原市一般会計予算、款4衛生費 項2清掃費 目2塵芥処理費、一般廃棄物ごみ収集運搬業務委託料が5,000万円ほど増えておるんですけれども、昨年より増加の理由についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 塵芥処理費の一般廃棄物収集運搬業務委託料が対前年比5,005万9,000円の増となっておりますのは、本業務の業務期間が5年となっており、現在の契約が令和3年3月31日までとなっておりますことから、新たに令和3年度からの契約をするに当たり、近年の労務単価の増などを反映した予算額を計上させていただいたことによるものでございます。 ◆4番(山本修広議員) 了解しました。労務単価が増えたということで、契約の更改を見込んでの予算であるということです。 では、市としては、ごみの減量化と資源リサイクル向上への取組はどのようにされているのか、お伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 本市におけるごみ減量化と資源リサイクル向上に関する取組につきましては、牛乳パックやペットボトル、古紙、小型家電、蛍光灯や乾電池の再資源化を目的とした拠点回収を実施しております。 また、町会や子ども会によります集団回収に対する補助金交付事業を実施するとともに、エコバッグの使用を推進するためのマイバッグキャンペーンなども実施し、ごみ減量化を推進しております。さらには、市内小学校4年生の児童を対象として、直接、環境対策課職員が学校に出向いて、リサイクルやごみ減量化、食品ロス等についてを説明し、環境教育の充実を図っております。 なお、令和2年7月3日に玉手小学校におきまして、試験的に民間企業と協働してAIロボットを活用した環境教育を実施しておりまして、今後拡充を検討しておるところでございます。 ◆4番(山本修広議員) ありがとうございます。 AIロボットを活用した環境教育ということで、非常にまた興味もあることですので、また勉強させていただきたいと思います。 では、ごみ集積において、高齢化に伴い集積所まで持っていくことができない家庭も増加することが予想されるんですけれども、これ、ごみ収集車のパッカー車が入らないが、軽四なら入れる道路で収集可能など、この収集体制の見直しが必要と考えますけれども、そのあたりのお考えをお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 本市におきましては、高齢化の進む中、集積所までごみを持ち込むことが困難な市民は増えつつある現状は認識しております。今後、収集体制の見直しにつきましては、近隣市の状況を調査してまいりたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) ありがとうございます。 実際、そこの扉が玄関だとして、ここが集積所だとして、この距離をおばあさん、おじいさんが歩いてごみを持っていく。日常の生活ごみでしたら、袋1つ、2つなんですけれども、やはり粗大ごみとか、壊れたストーブとか、やっぱりこの距離を持っていくのはちょっと高齢化が進んでいる中で見直すべき点ではないかなということで考えております。 柏原市は非常に道が混み合っており、狭い道路のある部分があちらこちらにございます。道路状況は即時には変えられないと思いますけれども、やはりこういった高齢化に対応した収集体制の見直しが必要と考えます。 先ほども言いましたけれども、あるご家庭では家の前にごみを置ける。ところが、集積所まで持っていかないといけないご家庭もある。これって、市民として同じ福祉サービスを享受しているという部分では、ちょっと差があるのかなということも感じてしまいます。ですので、やはりその収集体制の見直しということも、ぜひ契約更改の機会ですから収集業者の方のご意見もご参考にしていただいて、どのようにできるかということをお考えいただければと思います。 また、この項には不法投棄対策事業もございますが、先日、栃木県足利市での山火事のニュースもございました。21日に出火し、9日間かかり鎮圧できたとのことで、山火事の件なんですけれども、これは柏原市も他人事ではないと感じております。不法投棄対策についても引き続きしっかりと取り組んでいただけますよう、併せて要望させていただきます。 続きまして、整理番号101、議案第6号 令和3年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、病院の経営についてですが、令和3年度の予算編成の概要については、さきの会派の答弁で理解はしております。新型コロナウイルスの影響で医業収益は大幅に減少するが、病院事業費用というものは、人件費や経費など固定費が多く占めるため、減少は難しいというようなご説明であったかと思います。 また、さきの答弁で、柏原病院が令和3年度も新型コロナウイルス感染症の対応に全力で取り組んでいくということ。また、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床を確保することで、今年度に引き続き、令和3年度も補助金が入ってくる見込みであるということは理解いたしました。 気になっている部分は経営改善に向けての部分なんですけれども、どのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ◎中川拓也市立柏原病院事務局長 令和3年度の経営改善に向けた取組でございますが、当面は新型コロナウイルス感染症の影響により、積極的な集患活動を行うことは難しいものの、流行の収束の際には直ちに活動が行えるよう、戦略を立てるなどの準備は進めておく必要があるものと考えています。 患者さんや地域の医療機関の当院に対するニーズ把握や当院からの情報発信など、現状においても行えるものについては取組を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。 病院のスタッフにおかれましては、新型コロナウイルス感染症の対応に従事していただいており、大変厚く感謝を申し上げる次第でございます。また、今度のそのワクチンの接種事業においても、集団接種では医師の派遣、看護師の派遣、そしてまた、個別接種の一病院として対応いただけるということで、大変ありがたい対応をしていただいていると思います。 ただ、この病院の経営については、減収分については補填されるというところで、今のところは大丈夫と感じておりますが、この予算でも外来・入院患者数を減少して算出しておられるので、この新型コロナが収束して、たちまち問題点等が露呈して経営難に陥るんじゃないかなということで予想されます。コンサルティングを入れて、その内容をいざ集患活動を行うにしても、やろうと思ったときに新型コロナウイルスの流行でストップせざるを得なくなったというところで、経営改善についても一度棚上げされている状態かと思います。 令和3年度については、新型コロナウイルス感染症の対応に最優先に取り組んでいただきながら、それとは並行して経営改善の取組についても、今いろいろと模索できるかと思いますので、そのあたり改善の準備を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 最後に、整理番号102、議案第19号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第14号)、款14国庫支出金 項2国庫補助金 目1総務費国庫補助金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について。 今回の補正予算では、説明において水道事業への繰出金と商品券事業への歳出が見込まれていると思うんですけれども、この事業への支出を決められた経緯についてお伺いいたします。 ◎安田善昭総合政策監 交付金事業といたしましては、入札による落札差金の発生など事業費の残額が発生し、執行額が国からの交付限度額を下回る可能性が出てまいりましたため、交付金を余すことなく有効活用できますような方策といたしまして、交付金を充当せずに経済的支援策を実施しておりました水道事業会計に対しましての繰出金を計上させていただいた点と、もう一点といたしまして、市民生活の支援及び市内事業者の支援のため、地域限定の商品券を配付いたします地域活性化商品券事業を計上させていただいたところでございます。 いずれにしましても、交付金事業の執行につきましては、交付金を余すことなく有効活用できますよう検討させていただいた結果でございます。 以上です。 ◆4番(山本修広議員) ありがとうございます。 今回の事業は、市民生活に直結するような事業と考えております。今後、市として生活や雇用を支えるような事業は継続してやられるつもりがあるのかどうか、お伺いいたします。 ◎安田善昭総合政策監 交付金事業につきましては、今回繰越しを予定しております事業以外は令和2年度で終了いたしますが、生活相談や中小企業融資事業、農産物販売促進事業など、継続して実施していくことにより支援してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。 様々な事業を実施し、これからも継続していくものであるとのことで理解いたしました。 先ほどの商品券事業などについては、配るということでゆうパックを使われるということでお伺いしているんですけれども、これ職員体制等、一定必要だと思うんですけれども、どのような体制を取られるのかお伺いいたします。 ◎安田善昭総合政策監 商品券事業につきましては、商品券の配付や利用できる店舗の募集のほか、事業者が商品券を換金する際の受付業務などの事務が見込まれております。本事業では、商品券事業で実績を持っておられます商工会や民間委託事業者などの力も得まして、必要な業務体制を整えることとしております。 以上でございます。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。滞りのないように進めていただきたいと思います。 今までのこの地方創生臨時交付金の使用実績も第1次、第2次と拝見させていただいております。市民生活に直結した事業に使用されてこられており、大変感謝を申し上げたいと思います。引き続き、今年度も新型コロナウイルスの影響は続きますが、国・府と連携を取っていただき、市民生活を支える事業を今後も検討していただきますよう要望させていただきます。 また、新市長におかれましても、この6月に向けて新たな政策予算を組み立てられると思いますが、先ほども申し上げましたウィズコロナ、アフターコロナの対策をしっかりと取っていただけるような事業を展開していただけるよう要望させていただき、私の質疑を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○中村保治議長 以上で、山本修広議員の質疑を終わります。 次に、橋本満夫議員、登壇願います。     〔11番 橋本満夫議員 登壇〕(拍手) ◆11番(橋本満夫議員) 皆さん、こんにちは。日本共産党の橋本満夫でございます。私は、令和3年第1回定例会におきまして、議案に対し質疑をさせていただきます。私が最後の質問者です。ご協力をよろしくお願いいたします。 今議会は、1月から配布いたしました市民アンケートが1,000通を超える返信がありました。一通一通貴重な市民の皆さんの声や思いが書かれています。特に、新型コロナに関しての問いに対しては感染への不安感が多数を占めていました。ご高齢の方は自由に交流、外出ができないという声、そして、若い方は親が心配という声が特徴的でした。今回の新型コロナウイルスの特徴は、無症状感染者が多いということです。日本共産党大阪府委員会は、大阪府下の地方議員に対し、職員さんをはじめ不特定多数の方と接する機会が多いため、2週間に一度、自己負担でPCR検査の簡易キットで検査を行っています。私も2度目の検査を土曜日に受けましたが、低リスク、つまり陰性に近いという結果が出ました。 市民アンケートを2通だけ紹介いたします。原文をお読みいたします。 40歳代女性の方です。旭ヶ丘小学校に子どもを通わせています。私も卒業しましたが、昔から変わっていないのが、小学校周辺の薄暗さです。確かに人通りは少ないかもしれませんが、だからこそ街灯が必要なのでは。児童会に入会している子どもが帰宅するには暗過ぎます。はっきり言って怖くてあの道を通れません。ぜひ対応していただきたいです。子どもたちが安心して遊べる場所づくり、環境を整えてほしいです。ボール遊びができない公園ばかりで、公園(国分)内は閑散としています。あんな人けのない閑散とした公園には子どもを行かせたくありませんという内容です。最後に、未来ある子どもたちのためにこの内容を何年かかってもいいので反映させてくださいと書かれていました。 2通目は、柏原駅の改札の外の部分の清掃は市でしていただいていると思うのですが、天井部分にクモの巣がたくさんあり、とても汚くなっています。改札からアゼリアに向かう歩道橋部分の排水溝も詰まっています。改善をお願いしますという内容です。 まだ集約の途中ですが、今議会では市民の皆さんの思いや願いを柏原市政へ届けてまいります。また、集約が終われば市長にアンケートまとめを提出いたします。 それでは、質疑に入ります。 整理番号103、議案第1号 令和3年度柏原市一般会計予算、歳出、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費、堅下駅・法善寺駅周辺地区バリアフリー工事負担金1億3,340万円については、内容と今後の工程についてお尋ねいたします。 以降の再質疑及び質疑は質問者席に戻り行いますので、よろしくご答弁をお願いいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 近鉄堅下駅・法善寺駅のバリアフリー化工事につきましては、平成30年度に策定しました柏原市バリアフリー基本構想に基づき進めており、近畿日本鉄道株式会社におきまして、令和3年度から令和4年度までの2か年で堅下駅・法善寺駅のバリアフリー化工事を行う予定であり、その予算を計上したものでございます。 工事の着手時期でございますが、詳細な工程については、現在、近畿日本鉄道株式会社にて検討していただいておりますが、通常年度当初に国の補助金の交付申請を行い、交付決定後に発注手続を行い、工事の施工業者が決定いたしますので、工事の準備を行い、目に見える形での工事の着手は令和3年の秋頃からの予定だと聞いております。 以上です。 ◆11番(橋本満夫議員) 今年から工事が始まり、来年には法善寺駅と堅下駅のバリアフリー化、地上改札が完成します。本当にこの間のご尽力ありがとうございました。 私が初めて議会で取り上げたのは2014年6月議会でした。今から7年前です。そのときの答弁は、当該事業は、国、近畿日本鉄道株式会社、柏原市がそれぞれ費用を負担し、近畿日本鉄道株式会社が事業主体となり実施するものであり、1駅当たりの事業費が多額なことから、それぞれの財政状況を考慮しながら関係機関と十分に協議を重ね検討してまいりたいと考えておりますでした。ここまで来るのに本当に時間がかかりました。 私は、その年の6月6日に上本町にある近鉄本社に行って、バリアフリー化の要望書を提出しました。堅下駅・法善寺駅の地域の方々や区長さんにもご協力いただき、署名運動も行いました。まずは近鉄さんにやる気になってもらうことが必要でした。やっと完成までの行程が見えてきました。市民アンケートでも階段の上り下りがつらい、早く地上改札にしてほしいという声がたくさん届いています。まだ、最終的な国の補助金や議会で要望も行いましたが、地下通路を残す課題などもありますが、担当される都市デザイン部の職員の皆さん、頑張ってください。期待しています。 続きまして、整理番号104、公園等整備事業基金積立金については、基金の目的と基金の総額をお尋ねいたします。 ◎森本貞男都市デザイン部長 公園等整備事業基金積立金につきましては、公園等の整備事業に充てるための積立金で、令和2年度末での基金の積立額としましては約2億200万円となります。令和3年度の予算として計上している金額は、基金の積立額の運用により生じる利子14万2,000円を積立金として計上しているものでございます。 以上です。 ◆11番(橋本満夫議員) 今、ご答弁いただきましたけれども、公園の整備事業に使われる基金で、約2億円の基金があるということです。 私は、昨年の12月議会の個人質問でも公園整備を取り上げ、農業をされていない休耕地などの土地の活用も提案しました。市民アンケートでも、特に子育て世代のお母さん方から多いのが、公園整備を求める声がたくさんあります。特に多い声は、小さい子どもが安心して遊べる公園が欲しいです。 ここで、八尾市にある2019年2月にJR志紀駅から徒歩で10分ほどの場所にできた曙川公園をパワーポイントで紹介したいと思います。 まず、八尾市のホームページにある文言に感銘を受けました。紹介します。 この曙川公園は、計画段階から地域の皆様とワークショップなどを通じて意見交換して、施設の選定や--施設というのは遊具とかの--施設の選定や配置など、公園計画案を決定しましたとあります。これこそが市民協働のまちづくりではないでしょうか。 曙川公園です。(資料を示す)約100メートル掛ける70メートルほどの公園です。公園の半分は、注意書きに書いていましたけれども、小学生以下の子どもたちがボール遊びのできる広場があります。子どもたちが遊べる遊具もたくさんありました。1歳から3歳用と6歳から12歳用のブランコです。手前には親御さんが座れるベンチがあります。この黄色いのに注目しておいてください。滑り台と登り棒です。地面の色が変わっているのは、遊具の下に敷くためのソフトな素材の安全マットです。落下時のけがのリスクを減らします。私も登りましたが、ほわんほわんしていました。 小さな子どもさんが遊べる複合施設です。クライミングもありました。地面には安全マットがあります。夏の熱中症予防のリストです。高齢者の方が使える健康器具も3種類ほどありました。私の陰です。花壇にも花が美しく咲いていました。もっと紹介したいんですが、9枚いっているんで、以上。 ほかには、散歩ができる外周路もあり、災害時にトイレになる防災トイレの設備もありました。もちろん多目的トイレや水道、駐輪場もありました。日曜日に見学に行ったときは、家族連れの方がたくさん来られていて、子どもたちと親御さんの笑顔でいっぱいでした。今回の写真を撮るために平日に行くと、ご高齢の方が散歩したり、ベンチに腰掛けられていました。こんなにも充実し、ボール遊びができ、小さな子どもに配慮された公園が柏原市の市街地にあればとつくづくと思いました。 部長にお聞きしますが、私のブログを見られ、以前からご存じであったと思いますが、感想をお聞かせください。 ◎森本貞男都市デザイン部長 本市にも遊具があって、散策もできて、多くの方々が利用できる公園がございます。最近でしたら、新しく開設した公園としまして、平成29年3月にオープンしました堅下ふれあい広場がございます。この公園は、地元から公園設置要望を受け、地域住民と意見交換を行いながら造り上げた公園であり、子どもたちが集うにぎわいのある公園としてご利用いただいており、日常的な維持管理も地元の方々で実施していただいている公園でございます。そのほかにも大和川河川敷公園や大和川親水公園、大和川児童遊園は、芝生のきれいな公園として、他市からも多くの方々が利用する人気の公園でございます。 また、梅、桜が咲き誇り、ちびっこゲレンデや子どもたちに人気のある遊具を設置している玉手山公園、文化遺産を散策できる史跡、高井田横穴公園。ほかにも子どもたちに人気のあるブランコや滑り台、ジャングルジムなどを組み合わせた木製複合遊具を設置している大正公園、高井田第2号公園、法善寺第2公園なども多くの子どもや親御さんにご利用いただいております。 維持管理面では、公園を安心・安全、快適にご利用いただくために日常的に巡視や点検、園内の草刈り清掃、樹木の剪定、あるいは砂場の危険物の除去や殺菌・洗浄、専門業者による遊具点検を行い、危険な場所などを発見した場合は、緊急的に迅速に施設や遊具の修繕・補修、樹木の伐採などにも努めております。 今後におきましても、多くの方に安全・安心、快適にご利用いただけるよう努めてまいります。 以上です。 ◆11番(橋本満夫議員) 私は、今見ていただいた曙川公園の感想をお聞きしました。 柏原市、いっぱい公園あります。いっぱい紹介していただいて。大正公園、確かにすばらしい公園だと思います。玉手山公園、西日本一、この前の土曜日に行ってきました。2時間、汗だらけになりました。上がって登って。確かに土曜日、あの駐車場の近所の複合施設には親子連れがたくさんいましたけれども、ちびっこゲレンデ、ただで3回までお子さん滑れるんです。すてきな公園やと思ったけれども、まだまだやっぱり改善する余地はあるな。昆虫館、電気半分消えています。お化け屋敷と違うんやから。いう中で、アンケートを紹介します。 今、部長答弁されたけれども、40歳代女性の方です。公園を増やしてほしい。きれいにしてほしい。柏原市には公園が少なく、また遊具も少ない。そして、草が生えたり、美しい公園が少ない。八尾市を見ると美しい公園が多いし、公園数も多いという内容です。これが市民の方の声です。 政策推進部企画調整課の柏原市市民意識調査集約結果が2月に出ました。満足度順位です。計画的な土地利用は41ある中で、下から4番目の38位です。柏原市民の多くが、柏原市は土地利用が下手やなと思っています。41ある中でどべから4番目、38、これ市が取られたアンケートです。市街地における都市公園は少なく、市民1人当たりの公園面積は都市公園法の基準を満たしていません。柏原市として公園を増やすべきであると考えます。 続きまして、整理番号105、議案第18号 柏原市介護保険条例の一部改正について。 令和3年度の介護保険料については、4月から保険料が上がる方と下がる方についてお尋ねをいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 議案説明でお配りした資料の表のとおり、今回、改正で保険料が上がりますのは、合計所得金額が1,000万円以上の新たな区分に該当する方で、現在181名の方が対象になり、月額32円、年額にして378円上がることとなります。このほかの方につきましては、介護保険料基準額が引下げとなっておりますので、全員保険料が下がることとなっております。 ◆11番(橋本満夫議員) 今ご答弁いただきました。介護保険料は3年に一度見直しがされます。令和3年度からは第8期になります。今から6年前、第6期は、基準額が6,407円で、大阪府下43ある市町村の中で柏原市は3番目に高い、この基準が、保険料が高かったです。そして、第7期、3年前は、この第6期と同じ6,407円が据え置かれましたが、大阪府下では9番目に高い介護保険料でした。そして、今回この基準額を6,407円から6,102円に引き下げていただきました。年額にすると7万6,886円から7万3,230円になり、3,656円の引下げになります。 市民アンケートでも、65歳以上の多くの方が高い介護保険料を引き下げてほしいという声が山のようにありました。今回引き下げていただいたことに感謝申し上げます。 そして、今回、以前から指摘していました大阪府下の多くの自治体で行っている所得が高い方の段階を新設されました。今までは800万円以上でしたが、新たに12段階で65歳以上の方で1,000万円以上、多分年金プラスほかの所得があるとは思うんですけれども、そういう方の新たな段階を作っていただいて、基準保険料、介護保険というのは基準保険料の1.2倍とか1.4倍、所得が低い方は基準の保険料の0.85倍、0.7倍とかになるんで、1,000万円以上の方は2倍の月額1万2,205円となりました。181人の方には申し訳ありませんが、値上がりになりました。高い介護保険料は国の制度が一番の原因です。 次にまいります。最後です。 整理番号106、議案第19号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第14号)、地域活性化商品券事業については、今回の事業の目的をお尋ねいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 本事業の目的は、市民生活における家計を支援することと、地域での消費を喚起し地域経済の振興に寄与することでございます。 事業について端的に申し上げますと、市内登録店舗で使用できる商品券をお一人当たり3,000円分お届けし、ご利用いただくものでございます。 ◆11番(橋本満夫議員) 今回、国の新型コロナ対策の交付金が約3億円入ります。市民1人に3,000円の商品券、柏原市内のお店限定で使えます。今回の国からの交付金約3億円の活用としては、私は商品券は大賛成であります。 部長にお聞きしませんが、昨年の9月議会、最終本会議で補正予算を審議したときの私の発言を覚えてはりますか。議事録を紹介します。 あの懸垂幕、4種類、1枚、これも大阪モデルが示す緑とか青とかを使う予算が今回計上されましたが、国の今回の交付金、柏原市に入るお金、約2憶6,000万円は、ほんまにコロナ禍の中で市民の暮らしと命と営業を第一の目的として予算化すべきでないでしょうか。他市の最終本会議に出ている補正予算、ちょっと紹介します。 松原市では、高校生1人に1万円支給、箕面市ではお買物割引券2,000円分を全市民に配付、あと、岬町、外出自粛に伴い負担が増えた家計と地域経済を共に支援する狙いで5,000円分の商品券を全町民に配付とある中で、家賃への支援とか、新しい生活様式等に対して使えるようですけれども、もう一度言います。市民の命と暮らし、そして営業を守るために予算化していただくことをお願い申し上げて質疑を終わります。アンケートを紹介します。 コロナ禍において、国から特別給付金は、1人10万円のやつですね、国から特別給付金はあったが、柏原市独自の給付金など考えてほしい。ほかの地域では市民が市内の店などで使える地域クーポンなどが配付されている。50歳女性の意見です。また、ほかの市では地域で使える商品券を配付しているところもあるので、検討してほしい。30歳代男性の方です。 今回予算化していただいて、商品券の要望もたくさんありましたが、本当に皆さん喜ばれると思います。 以上で質疑を終わります。ご清聴、ご協力ありがとうございました。 ○中村保治議長 以上で、橋本満夫議員の質疑を終わります。 以上で、通告者の発言は全て終わりました。他に通告の申出はありませんので、これにて議案に対する質疑を終結します。 お諮りします。報告第2号 専決処分報告について、議案第11号 市道の路線認定及び廃止について、議案第12号 特別職の非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第13号 柏原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業所の保育料に関する条例の一部改正について、議案第14号 柏原市国民健康保険条例の一部改正について、議案第16号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について及び議案第21号 令和2年度柏原市国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)補正予算(第1号)の7件については、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって本7件につきましては委員会付託を省略することに決しました。 これより本7件について一括して討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 討論なしと認めます。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。報告第2号 専決処分報告については、承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって報告第2号は承認されました。 続いてお諮りします。議案第11号 市道の路線認定及び廃止については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第11号は原案どおり可決されました。 次に、お諮りします。議案第12号 特別職の非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第13号 柏原市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業所の保育料に関する条例の一部改正について、議案第14号 柏原市国民健康保険条例の一部改正について及び議案第16号 新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についての4件は、いずれも原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第12号から議案第14号まで及び議案第16号の4件は、いずれも原案どおり可決されました。 次に、お諮りします。議案第21号 令和2年度柏原市国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)補正予算(第1号)は、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第21号は原案どおり可決されました。 次に、報告第1号、議案第1号から議案第10号まで、議案第15号、議案第17号から議案第20号まで及び議案第22号の17件については、会議規則第36条第1項の規定により、お手元に配付しております議案等付託表のとおり、所管委員会に付託いたします。 なお、報告第3号 専決処分報告については、地方自治法第180条第2項の規定により、報告のみで議決対象ではございません。----------------------------------- ○中村保治議長 以上で、本日の議事日程を全て終了いたしました。 明日から9日までを休会とし、10日に本会議を再開いたしますので、当日は午前10時までにご参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 △散会 午後3時44分...